四月上席夜の部@末広亭

三三師匠!のお披露目にやっと間に合った! 中席は昼間なので、ちょっと難しそうだったので、頑張って駆けつける。7時半すぎに入場すると、すでに口上が始まっていて、小三治師匠がご挨拶ももうすぐ終りというところだった(汗)。お茶子さんに「奥に入ってください」と言われたので、下手側に進むと、権さまのド正面でありました(汗)。さん喬師匠がお休みで、権さまが司会、扇橋じいちゃんも口上に連なっていらっしゃって、ワーイ! (講座に座っていらっしゃるだけでも、わたしは満足なのだ 笑)
口上が終わったところで、2階席に上がる。2階も半分位は人が座っていた。

三三師匠!は、傍目には淡々といつも通りに高座を勤めていらっしゃるように見える。堂々としていて、たいしたもんだなぁ。マクラで時代劇の「水戸黄門」と「大岡越前」の話題をフったので、ネタはなにかな?と思ったら、「五貫裁き」。
ちょうど大家さんの家で「訴え出れば、悪いようにはならないから」と大家さんが言っているところに、携帯電話の着信音が・・・。すると「ばあさん、電話が鳴ってるよ。よくあることだからねぇ」と大家さんのままでクスグリにして、笑いをとってしまった。あんまりひっきりなしに一文を届けにくるので、徳西屋の旦那と番頭さんが寝られなくて「もう、なんとかしないと・・・」と旦那が言い出したので、番頭さんが「十両渡して、示談にしましょう」と提案すると「え、なんだい? 私は寝ちゃったよ」という、多分オリジナルのクスグリを入れていて、それがうまくハマっていて、爆笑。その後、大家さんの家でも同じことがあって、これまた爆笑。
大変楽しい「五貫裁き」であった。
小三治師匠は、「昨日、前に出ていたネタをやってしまいました。生まれて初めてです。昼の部の前座さんがやったのは、知っていたのに、なぜかフラフラ〜とやっちゃったんですね。三三の披露目ということで、私も知らず知らずのうちに上がっているんでしょうか?」と。小三治師匠でも、そんなことがあるんだなぁとびっくり。ネタは「二人旅」の都々逸のまわしっこのあたりまで。色っぽい都々逸に、突然大きな拍手をした人がいて、ちょっとびっくり。他には誰も反応してなかったんですけど・・・。小三治師匠の飄々とした雰囲気を壊さないでくださ〜い!
会長・副会長は、本日の主役に花をもたせるため、漫談をサラっとやって盛り上げて、下りられた。仙三郎さんの、急須のネタは、前に拝見した時よりもパワーアップしていて、びっくり。あと、仙花さんの手がとーっても神経が行き届いていて綺麗なのでつい、彼女の指先を見てしまった。