納涼能夜の部@宝生能楽堂

亀井忠雄さんと金春惣右衛門さんが囃子で出演されるということで、チケットとりました。
中入前に、舞囃子1番、仕舞3番、狂言1番ありましたが、途中で意識が・・・。こんなことで、お目当ての「石橋 連獅子」は大丈夫なのか?と不安が・・・。
しかーし。中入が終わって、お調べの音が聞こえてきたら、意識はしっかり覚醒! 演目自体も、歌舞伎でおなじみのものなので、始まってからもバッチリお囃子を拝見しました(ヲイヲイ!)。ただ、自由席だったので、前の方の空いている席にパっと座ったら、なーんと、太鼓がちゃんとは見えない!ということに、舞囃子で気づき・・・。次回から気をつけよう。
亀井さんは横からバッチリ見えたのですが、太鼓は床机を使わないので、ちょっと後ろに下がって座るんですね・・・。お能の「石橋」、後シテの衣装は、歌舞伎が踏襲しているんだなぁ。鬘も、ちゃんと赤と白(連獅子ですから)のふさふさのもの。ただ、歌舞伎ほど量は多くないですが。あと、毛は振らないみたいですね、お能では。
いやはや、気迫がすごいですね、お能は・・・。囃子は、掛け声と打った音と間の調和なんですね、きっと。金春惣右衛門さんの太鼓、垣間見えた形はとても美しかったです。そして、太鼓の音色って、こんなに豊かなんだ〜と、改めて感じました。亀井さんの大鼓も「これぞ、本物!!!!」あんなことやっていたら、頭の中が真っ白になって、血管が切れそうになっても、ムリはないのではないかと、納得。
国宝二人の囃子に吸い寄せられて、おシテさんの方があまり見られなかったのですが、歌舞伎舞踊の盛り上がり方とはまた違った盛り上がりを目の当たりにして、お能もカッコイイ!と思いました。
なじみのある演目や、気になる囃子方さんが出ているものを探して見れば、意外に落ちないんじゃないかなぁ・・・ということに気づきました。
さて、次は何を見ようかしら・・・。