『菊五郎の色気』 - mituhime’s diary

先日読んだ『坂東三津五郎歌舞伎の愉しみ』の著者？（編者？）長谷部浩さんの、先に出た歌舞伎に関する本です。去年のうちに入手はしていたのですが、な〜んとなく、放置していたら、積ん読の山の下の方にまぎれてしまったのでした・・・(^_^;)
『歌舞伎の愉しみ』と同じく、歌舞伎中級者向けとして執筆されたものだそうです。確かに、まったく歌舞伎を観た事がないorまだ数回、という方には、ちょっと？？？かもしれません。菊五郎さんという当代の役者の魅力を考えることによって、歌舞伎の面白さを繙こうという試みの第一弾っていうところでしょうかね。
梅幸さんや、六代目の芸談などは、当然のことながら、いろいろと引用されています。特に興味深く読んだのが『NINAGAWA　十二夜』の初演の時のエピソードです。それと、折に触れて登場する、菊之助くん・しのぶさんへのインタビューの答えも。