『鶴川日記』から芋づるが始まる予感
ほぼ隔月で、知人がお席亭の落語会の手伝いで、鶴川へ行き始めて1年半。
なぜ、もっと早く気づかなかったかなぁと、我ながらあきれるのだが、鶴川といえば、白洲正子なのであった。
前回、鶴川へ行ったとき、集合時間まで少し時間があったので、駅前の書店に行ってみたら、白洲正子(というか、白洲家の)コーナーがあって、へぇ〜なんでだろう?と思いつつ、身近な書店ではあまり見かけないPHP文芸文庫の
- 作者: 白洲正子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/05/17
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 白洲正子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
今回うっかり忘れることもなく、無事に『鶴川日記』をかばんに入れて、小田急線に乗った。
そういえば、数年前、NHKのドラマ
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: DVD
- 購入: 6人 クリック: 249回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
白洲さんが書いている、昔からこの土地に住んでいる家の人たちって、今はどうしているのかな? なにしろ、白洲家が引っ越したころは、地元の隣組の人たちが藁の屋根葺きや、家の造作を直すのをやってくれたのだという。さすがにもう、藁葺き屋根のお宅はないだろうな。
戦時中に梅若さんの面や装束を預かったり、梅原龍三郎や安井曾太郎が遊びに来たり、といったエピソードを読んでいると、ちょっと、武智鉄二と似ているなぁ、とふと思った。
鶴川での暮らしについての章に続いては、「東京の坂道」という章だ。こちらには、他でも読んだことがある、坂の由来もいろいろ出てくるのだが、これまでには読んだことがなかったような、ちょっと違う視点での描写があったり、白洲さんが考えたことがでてきて、面白い。
福田和也さんが、旅行に行くときは、必ず行く先にちなんだ本を持って行って、移動中に読むのが楽しいと書いていらしたが、旅行じゃなくても、行く先にちなんだ本を持ってでかける、というのもまた、積ん読本から読む本を選ぶいいきっかけになる。そして、そこからまた芋づる読書(および購書^^;)が始まる。
ちなみに、今回の芋づるは
- 作者: 横関英一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
大江戸坂道探訪 東京の坂にひそむ謎と不思議に迫る (朝日文庫)
- 作者: 山野勝
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 高峰秀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/10/01
- メディア: 文庫
- クリック: 25回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: 岡本綺堂
- 発売日: 2012/10/04
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 白洲正子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/09/29
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 69回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
- 作者: 白洲正子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/03/02
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (32件) を見る