三島由紀夫の「鹿鳴館」には”杉村春子さんへ”と書かれていた?!

起床して今日も『文庫本宝船』の続きをしばし読む。

洗濯機を回し、マイブックを書き、Workflowyでフリーライティング。

昼ごはんの支度をしながら、ワイドショーを見ていたら、先日、Twitterで見かけた、高知の菊水酒造のALCHOL77が紹介された。

https://www.value-press.com/pressrelease/239449

菊水酒造は、2018年の集中豪雨で被災し、その時に受けた支援の恩返しになれば、ということで消毒用アルコールの品不足を受けて、同等のアルコール度数77%の製品を製造し、敢えて「酒類」として販売することにしたという。消毒用として販売するには、厚労省の認可が必要だったりするため、販売までに時間がかかる。そこで「酒類」としての販売で、少しでも早く必要としている人の手に渡るように、ということだそうだ。

厚労省も、今の状況を鑑み、正規の消毒用アルコールが入手困難な場合は、代替品でも使用可能、としていているという。

他に、若鶴酒造が「砺波野スピリット77」という商品を、同じような形で販売している。

https://www.wakatsuru.co.jp/archives/1627

若鶴酒造では、他にウィスキーの蒸留器を用いた製品も作ることを検討しているという。

こういうアイディアは本当に素晴らしいし、お役所としても珍しく柔軟な対応を見せている。

他にも医療現場で必要とされている、フェイスガードや医療用ガウン、ゴーグルなども他のものを作っているメーカーが知恵を出して作れないものだろうか?

ちなみに、アルコールが肌に付着すると火傷のような症状になってしまう人もいるそうなので、手指の消毒をする際には、周囲の人にかからないような配慮も必要だ、ということを知った。(⇩のエントリーの後半)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012291961000.html

逆に、そういう人は消毒の手段が一つ少なくなってしまうわけで、不安だろうな…。

掃除をして、Scrapboxxに昨日のデイリーページを作成し、『女の一生 杉村春子の生涯』の続き。

鹿鳴館」=新派と思っていたのだが、実は、三島由紀夫がこの戯曲を雑誌「文学界」に載せた際に”杉村春子さんへ”と題名に添えたという。そして新派的な芝居にひるんだ杉村に三島は「思い切って新派的にやんなさい、あんたがやれば新派にはならない」と励まされ、影山朝子を演じ、好評を得た。(p.227)

初代水谷八重子劇団新派で上演したのは、その後のことだったのか…。どうやら、三島由紀夫文学座から分裂した劇団「雲」の福田恆存にライバル意識があって、文学座に近づいたという見方もあるらしい。この後、三島と劇団文学座との間でトラブルが起き、三島は文学座から去る。(三島の全集とかに、”杉村春子さんへ”という文言は収録されているのかな? 調べたいけど、図書館閉まってるので、また後日。)

夜ご飯の支度をしながら、ニュース。今日も記録を更新して、covid-19感染確認者は189人。強い外出自粛要請が出た後に感染した可能性が高いというのに、この人数か。東京都は、結局、今日の午後、休業要請する業種を発表、要請期間の間休業した中小企業に対しては、協力金として50万・100万を支給することも明らかにした。及び腰だった神奈川と埼玉も東京都と同じ条件の休業要請を行う方向で調整を始めたが、協力金については目処はたっていないとのこと(千葉は今の所検討しないと夕方のニュースで見た知事の会見)。

上方落語ノート 第一集』の続き。神田白龍が東京と大阪に?え、京都にも??という時代があったのか、講談の世界にも。歌舞伎では、福助が東京と上方にとかあったな。