書店のウィンドウからツボちゃんの視線を感じた

起きて、『文庫本宝船』の続きを読む。

生協の配達が来るのを待って、定期通院のためクリニックに向かう。

大通りに出ると、明らかに人が少ないし、開いているお店も少ない。

そんな中、山陽堂書店が営業している!けど、とりあえずクリニックに行かねば

受付に診察券と保険証を出して、椅子に座って待つこと、10分足らずで、呼ばれた。

いつも診察室のドアを開けてくれるナースの方がゴールをつけて、ポリエチレンのゴム手袋も持っているのが見えたので、あーいよいよそういう状況なんだな、と改めて思った。

「花粉症は、治ってきましたか?」と聞かれたので「いやぁ、ヒノキが今飛んでいるので、まだまだダメそうです」と答えると「そうか、ヒノキね」「はい。今日も、花粉症ぐらいのことで伺ったら、万が一、私が感染してたらこちらにご迷惑をかけちゃうし、どうしようかな?ってちょっと悩んだんですけど、お薬いただかないと困っちゃうので、恐る恐る来てみました」というと「いや、いいんですよ患者さんは、そんな風に気を使わなくて。2月の下旬から、患者さんもめっきり減っちゃって、風邪ぐらいじゃ来ないのよ。あなたみたいな状態の人しか来ないから(笑)。周りでコロナに感染した人の話とか出てる?」「いえ、今の所身近な人からはそういう話はないですね」「そう。この間ついにうちにもコロナの方がね…。もう、いつそういうことになるかわからないから、僕のガウンもそこに準備してあって、彼女たち(ナースの方)も手袋やゴーグルつけて、すぐに対応できるようにしてあったの。ちゃんと患者さんが入れ替わるときに手洗いも消毒も、いつも以上に気をつけてやってるしね。その後の対処もちゃんとしたんだけど、あそこにコロナの患者さんが来た、っていうような噂はすぐに広まるのよね。とんだ風評被害ですよ」と苦笑いなさってた。頼もしいな、我が主治医!

帰りに、そこでしかなかなか買えないものがあったのを思い出して、某高級スーパーに寄ってみた。いつもの平日昼間より混んでるなぁ〜。欲しかったものは品切れだったので早々に退散。

山陽堂書店さんで久しぶりの本屋さんを楽しませてもらおう、と店頭をのぞいたら、「ユリイカ」の坪内祐三特集号!? 

ユリイカ 20205月臨時増刊号 総特集◎坪内祐三 1958-2020

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まったくノーマークだったので、ドキドキしちゃったよw。453ページもある!? しかも本当にオール・ツボちゃんのことのみだ。執筆者は、ツボちゃんファンにはお馴染みの面々から、え?と思う意外な方、さらにお名前を存じ上げない方々まで。びっしり中身が詰まった、読み応えありそうな一冊。

これに山陽堂さんで出会ったというのも、ご縁だなぁと、普段なら心の中で「ごめんなさい!」と謝りつつネット書店に発注するところだけど、ずっしりとした厚みと重さ、ツボちゃんっぽいな、と思いながら持ち帰った。

帰宅して、遅い昼ごはんを食べて、早速、「ユリイカ」にとりかかる。

巻頭のアウトローズの写真を眺め、小沢信男さんの「東京の人・坪内祐三」から順番に読んでいく。次が山田稔さん、そして康芳夫さん…ってこの並びもツボちゃん追悼っぽいなぁ。

夜ごはんを食べて、Scrapbox用のブックマークレットの調子が悪いので、別のを探して、やっと最低限やりたいことはできるのを見つけた。codeの勉強とかも、もうちょっとしないとな。

さあ、このブログをUPしたら、今日はもう閉店だ!