おこもり読書生活はまだまだづつく

目覚ましと同時に目が覚めたが、布団の中で『文庫本宝船』を読んでいたら、寝落ちしてしまった。

洗濯機を回して、マイブックを書きWorkflowyでフリーライティング。読書計画というか、これから読む本リストというか、作ってみる。図書館から借りた本がまだ4冊あるので、それらを読みつつ、『文庫本を狙え!』で紹介された本、そこから派生した読みたい本、新刊で読みたい本などをリストアップしてみた。リストを作るのは昔から好きなんだが、そのリストを実行に移すとなると、なかなかうまくいかないのは、リストの作り方に問題があるのかなぁ…。

昼ごはんを食べて、Scrapboxに昨日のデイリーページを作成して、リンクを張ったり。空気清浄機のフィルターを掃除して、掃除機をかけ、掃除機のフィルターも洗う。

朝作ったリストに従って、今日から『溝口健二の世界』((平凡社ライブラリー)読み始め。新藤兼人の著作では、監督になってからの溝口については色々と詳しく書かれていたが、監督になるまでについてはこちらが詳しい。そして、佐藤忠男が溝口をはじめとする映画黎明期からの監督の中に「独学者」がいたことを指摘していて、興味深い。昨年末ぐらいから、独学者についてもちょこちょこと本を読んだりしているので、こんなところでつながるのか、と芋づるを感じる。

夜ごはんを食べて、『のらくろひとりぼっち』((光人社NF文庫))の続き。ちょうど、小林秀雄の同棲生活のことが書かれたあたりに差しかかった。「兄は」って書かれると、普通にお兄さん大変だったのね…と思って読んでしまうが、ふと「あ、そうかこれが小林秀雄のことか!」と気づく。そうだ、『考えるヒント』をもう一度、捜索しなくては…。

また、田河水泡新作落語を書いていたということは知っていたのだが、漫画家になる前のことで、高澤路亭という筆名で講談社の「面白倶楽部」をはじめとして「公団倶楽部」や「キング」などに発表していたのか…。初めてこの本を読んだ頃は、落語についてそれほど興味があったわけではなかったので、すっかり読み飛ばしていたんだな(汗)。彼が作った落語の中で「猫と金魚」という演目は、最近、若手の噺家さんたちの間で手がける人が増えてきた。

田河水泡というペンネームは、そもそもは「たかみずあわ」、つまり本名の高見澤のもじりのつもりで考えたものだったが、誰もが「たがわすいほう」としか読んでくれないので、自然にそうなってしまったのだそうだ。まぁ、確かに漢字だけを見せられたら「たかみずあわ」とは読まないよねw

今日の東京都のcovid-19感染判明者181人。都立墨東病院いよいよダメか…。スタッフの方たちの疲労もとっくに限界を超えているだろう。

とにかく、人に会わない、人が集まる場所には近寄らない。こまめな手洗い、うがい。薬もワクチンもない以上、それしかない。

おこもり読書生活を続けよう。