”芸妓三人の年が二百以上”になった米朝さんの祇園遊び

起床して『文庫本宝船』の続きを読む。

洗濯機を回して、マイブックを書き、Workflowyでフリーライティングし、『新書百冊』の昨日読んだところから読みたい本などリスト作る。

昼ごはんを食べて、Scrapboxに昨日のデイリーページを作って、リンクを張り、昨日買ってきた本のページも作る。

桂米朝『上方落語ノート 第一集』(岩波現代文庫)の続きを読み、読了。山田庄一の解説の中で、茂山千之丞さんと3人は親友だったと。そして、山田さんが祇園に初めて米朝さんを誘った、とも。山田さんの友人の実家がお茶屋で、そこに古い話を聞きたいという米朝さんのため、馴染みの老妓にきてもらったときのエピソードが興味深い。

噺の中に出てくる唄の文句が解らないといったところ”その唄やったら、むかしの斎入はんが踊りはった踊りの文句どす”といって、全部の歌詞をすらすらと教えてくれた。米朝君はすぐにあり合う箸紙か何かにメモを取っていたが(以下略)

   p.279

 斎入といえば、先年、市川右之助さんが継いだお祖父さんの名跡だ。この本の中で。歌舞伎の下座でも今や上方にしか残っていないものがある、と書かれていた。米朝さんのこうした知識欲によって伝承された曲も少なからずあるのだろう。また、

小松左京君が”米朝と飲むと、芸妓三人の年が二百以上になる”といったのも、このころの話である。

   p.280 

という件には、ニヤッとしてしまった。

上方落語については、全くの初心者なので解らないことも多いが、歌舞伎ファンとしてはへぇ〜と思うこともたくさんある。

ちょうどキリがいいので掃除機をかけて、フローリングワイパーもかけた。

溝口健二の世界』の続き。

夜ごはんの支度をしつつ、ニュースチェック。あー、また東京都の感染確認者が161人と、増えてしまった。政府の思惑に従って、2週間様子をみてから休業要請をしていたら、こんなもんじゃ済まなかったかもしれない。

一之輔ライブ四日目。今日は「千早ふる」だった。かなりクスグリたくさんでぶっ飛んでいたwww。普段の寄席では、ここまでのは聞けないだろうなぁ。溜まったエネルギーを一気に放出してる感じだ。

昨日買ってきた、田中小実昌『ほのぼの路線バスの旅』(中公文庫)を読む。路線バスを乗り継いで、東京湾一周か。バス代が地域によってずいぶん違うし、電車の路線が増えた故にバス路線だとぐるっと大回りしている。コミさんがこれをやった時代でこうだから、今はもっと路線バスだけで東京湾一周は大変だろうし、もしかしたらできないかも? コミさんの文体はまさに「ほのぼの」だな、