日本の近代がもっと知りたくなる

昨夜読んでいた『人声天語』が、もう少しで終わるので、続きを読んで読了。後半、相撲の話題が多くなっていた。朝青龍の引退騒動や八百長疑惑などがあったな、と思い出した。

Workflowyでフリーライティングして、Scrapboxに昨日のデイリーページを作り、抜書きとメモの整理。デイリーブックに昨日の日誌を書いて、昼ごはんを食べる。

雨が小止みになったので、散歩かたがたスーパーへ行く。それほど人は出ていなかったが、あちこちのお店が営業を再開していて、いよいよ我慢も限界になっているんだろうな、と感じる。

帰宅すると、ポチした本が届いていた。

第二集〈上方落語ノート 全四集〉 (岩波現代文庫)

第二集〈上方落語ノート 全四集〉 (岩波現代文庫)

  • 作者:桂 米朝
  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: 文庫
 

三集も一緒に発注したのだが、来月に延期になったと、先日、Twitterで公式さんがつぶやいていた。ネット書店の受け入れが、生活必需品優先になっているようなので、そのせいだろうか? 書店も大型の店はまだ営業していないところも多い。版元品切れじゃない本でも、補充ができず売り切れになっている本が結構あるのも困ったことだ。本はネットでも買えるから、と思っていたが、こうなるとは予想外だった。

空気清浄機のフィルターの掃除をして、『紙つぶて』の続きをメモを取りながら読む。

高松塚古墳発見の時に、発見した人の師匠が自分の手柄にできなかったことを怒って、破門したとか…。男の嫉妬とか学界の権威主義とか、嫌だな。

ボランティア仕事の今日のノルマを終わらせて、『シブい本』の続き。坪内逍遥の養女で飯塚友一郎の妻・飯塚くに『父 逍遥の背中』が、面白そうだ(ここで紹介された本は、みんな面白そうなんだけど)。

父 逍遙の背中 (中公文庫)
 

実父が鹿島清兵衛で坪内逍遥のもとに養女に出され、夫が飯塚友一郎って、坪内さんも書いているけれど、「どんだけ!」という人だ。戸板康二の「ちょっといい話」みたいな内容が盛りだくさんと言われては、興味が湧くというもの。

夜ごはんの支度をしながら、ニュースチェック。今日の東京都での感染確認者は、10人。大阪は0人。東京・神奈川は、たぶん今月いっぱいは解除にならないだろう。千葉と埼玉がどうなるか、だけれど生活圏という意味では”首都圏”として括られているから、延長になるのだろうか。

国家公務員法検察庁法の改正案は、今国会での成立は見送りになった。秋の臨時国会で再提出されるとのことなので、その時にきちんとした説明がなされるのか。確認しなくてはいけない、ということを忘れないようにしなくては。

『明治百年(上)』の続きを読む。西田菫坡の遺言であらかじめ作らせてあった白の掛無垢に芒の絵を鏑木清方に描かせ、さらに芭蕉の辞世を揮かせた、などというのはなんとも明治の粋人らしい話だ。揮毫した人が語っているので、誰が書いたのかが調べてみないとわからない。話者の名前が書かれていないのが、この本のつらいところなのだけれど、それを探すのも楽しみと思えば、いいか。

坪内さんの本を読んでいると、日本の近代のことをもっと知りたくなってくる。