魯庵の命日に魯庵の本が届いた

朝から晴れ。湿度も低くて気持ちいい日だ。ということで、それっとばかりにシーツを洗濯。

岩波書店さんのTweetで今日が内田魯庵の命日と知る。このところ、『古くさいぞ私は』や『極私的東京名所案内』などで内田魯庵のことを読んでいて、『明治の文学』の内田魯庵の巻が欲しくなって、Webでポチしたのがちょうど今日届いたのも、何かのご縁か?

内田魯庵 (明治の文学 11)

内田魯庵 (明治の文学 11)

  • 作者:内田 魯庵
  • 発売日: 2001/03/01
  • メディア: 単行本
 

 「梵雲庵はここにある」という『極私的東京名所案内 増補版』のために書き下ろされた一章の最後の山口昌男さんにまつわるエピソードがとても好きだ。そして岩波書店さんのTweetは、その山口昌男さんの『内田魯庵山脈』上下(岩波現代文庫)に絡めてあったのも、ご縁かもしれない…。

『紙つぶて』の続き。大阪流の死者の弔い方。四十九日の法要が済んだら一心寺にお骨を納めるだけで、戒名もお墓もないというやり方は今でも行われているのだろうか? そういうのがいいなぁ、と思うのだけれど。そして、永井荷風が「花柳小説の最高峰」と認めたという岡鬼太郎の花柳小説や随筆『花柳風俗三筋の綾』、読んでみたいな。

今日の東京都での新規感染者は58人。covid-19の治療に積極的に取り組んできた医療機関が大幅な赤字に陥っていて、職員の給与や賞与に影響が出ているばかりでなく、存続の危機に直面している病院やクリニックも少なくないという。そうした医療機関が診療を続けられるように、経済的な面での支援について、ニュース等で報じられることがない気がするのだが…。都知事選で「東京版CDCを作る」と現職の知事が公約の一つにあげているが、CDCは国が作るべきなんじゃないの? 今、現場で診療に当たっている人たちが経済的に困らないように、医療機関が潰れることのないようにすることの方が先じゃないのか? 経済活動の活性化を推進するためには、医療体制を盤石に整えなくてはダメだ。