図夢歌舞伎「忠臣蔵」第三回、よかった〜!

朝から曇りで蒸し暑い。時々パラっと雨は降るが、大したことはなし。

今日から『大相撲新世紀』読み始め。

大相撲新世紀 2005-2011 (PHP新書)

大相撲新世紀 2005-2011 (PHP新書)

  • 作者:坪内 祐三
  • 発売日: 2012/04/14
  • メディア: 新書
 

もうすぐ大相撲も始まるし、 ということで選んだ。わたしも、子どもの頃は結構、相撲のテレビ中継を見ていたのだけれど、いつの間にか見なくなったなぁ。

11時から図夢歌舞伎『忠臣蔵』第三回、山崎海童から与市兵衛住家まで。

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よだいめの勘平は、猿之助襲名前最後の舞台で見て以来。上方の型でやるということで普段見慣れた六段目とは衣裳からして違うし、他にも違いがあって、面白かった。今回も上方の型がベース。五段目はともかく、六段目は人もそれなりに出てこないと成立しないし、物の受け渡しやらお軽と勘平の愁嘆場やら、どう見せるんだろう?と思っていたら、竹本さんの語りとアップを上手く使って、芝居の味わいを損ねることなく、見事に上演した。スタッフロールを見たら、演出はよだいめだった(ま、勘平の芝居だから、そりゃそうだと言えばそうなのだけれど)。五段目の定九郎(実はイノシシも、と猿弥さんがバラしていた)が幸四郎さん、お軽が壱くん、おかやが吉弥さん、という配役。吉弥さんは、多分、お才の声もなさっていたのではないか?と思うのだけれど…。竹本葵太夫さんの浄瑠璃が久しぶりに拝聴できて、これがまたよかった。

引き続き、藤間勘十郎さんのYouTubeチャンネルで「企画会議」の配信を視聴。ぜひ、宗家や菊之丞先生の小唄振り拝見したい!(素人さんのおさらい会とかのしか見たことないので、イマイチその良さがわからないもので 汗)そして、宗家の解説入り「吉野山」も見る。解説入りがあるの、気が付いていなかったのだけれど、解説があると、なるほど、そこはそういう肚で踊るのか、とかわかって面白い。よだいめの「吉野山」大好き! 演舞場の事故の後、本格的な踊りの復帰だったこともあり、博多座で宗家と踊った時は、「あー、またよだいめが忠信を踊れるようにしてくださり、神様、ありがとうございます!」とうるっとしたのだった。

今日の東京都の新規感染者は、206人。うーん。落語や芝居を観に行くのも、ちょっとためらわれるなぁ。会場に入ってしまえば、対策はきちんと取られているけれど、入退場時の混雑や、往復の電車のことを考えるとね…。どうしても観たいもの聞きたいものに絞って、なるべく連続しないように日程を調整して、っていう感じかな。