『夢でもいいから』がとても面白い!

朝から暑い。

『同時代も歴史である 一九七九年問題』の続き。

六本木仕事2日目。これでまたしばらく六本木に来ることはないかな。

帰りにヒルズのパン屋でパンド・ミとくるみとレーズンのパンを買った。

亀和田武さんの『夢でもいいから』が面白い。

夢でもいいから

夢でもいいから

  • 作者:亀和田 武
  • 発売日: 2020/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

月間誌「小説宝石」の連載「夢でまた逢えたら」からピックアップした第二弾とのこと。著名人とのエピソードをダシにして(っていうと言葉が悪いな…)思い出に残る出会いをポップな語り口で綴ったエッセイ。例えば、大瀧詠一にラジオ番組で自分の書いたものが読み上げられたことから、学生時代の懐かしい友との思い出について、ポップな語り口で描かれていく。でも、一編一編読み終えると、何かしら心に響いてくるものがある。オウム真理教事件の真っ只中で「ああ言えば上祐」と異名をとったあの人と生番組で対決した時のことを描きながら、小狡く立ち回っていた男の、あまり広くは知らられていない一面をあぶり出したり。意外なところに意外な人の名前が出てきたりして、それもまた楽しい。もちろん、ツボちゃんとの思い出も意外な形で登場する。読んでいると、なぜ坪内さんが亀和田さんと倶楽部亀坪を長年続けていたのかが、なんとなくわかる。あー、もっと倶楽部亀坪、読みたかったなぁ…。個人的には唯一、難点を挙げると、亀和田さんが自分のことをカメとかカメちゃんとよく書いているので、よだいめのことをつい思い浮かべてしまう点かなw。これはまぁ、私の特殊事情なのだけれど。引き続き、第一弾の『夢であまた逢えたら』や『懶者読書日記』『雑誌に育てられた少年』『黄金のテレビデイズ』なども読みたいな。

今日の東京都での新規感染者は、197人。ああうfに連休中だからね…。しかし、沖縄をはじめ、これまで感染が抑えられていた地域での感染拡大が伝えられているので、心配だ。東京は、ある意味もう仕方ないよな、とも思えるのだけれど。