絶景本棚2イベントからの八重洲BCで散財して、半沢最終回からの猿之助先生の授業に心うたれる

朝から昼過ぎまで曇り。午後だんだん空が明るくなったけれど、夜に入ってまた雨がぱらついた。秋の長雨か? お天気がすっきりしない。

今日は、本の雑誌社から8月に出た『絶景本棚2』の刊行記念イベントで、八重洲ブックセンターへ。

絶景本棚2

絶景本棚2

  • 発売日: 2020/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

北原尚彦さんと本の雑誌の浜本茂さんのトークショー。「本の雑誌」で巻頭カラーページで連載されていて、それをまとめた第二弾。これまでの本棚本と違って、その人がどんな本を持っていて、どんなふうに並べているのかが見えるのが、好きなんだよなぁ。 浜本さんも、「そこがウリです!」と言ってた。ただ、本棚のある部屋の状況によっては、なかなか正面から撮影できないのが悩みでもある、とも。

取材した中から選んだ方々の本棚写真をプロジェクターに映して、北原さんと浜本さんが色々説明してくださる。夢のような本棚とお部屋からこれ以上ないぐらいのカオスなお部屋まで、いろんな本棚を、本では使わなかったショットも含めて見せてもらった。夢のような、の方は京極夏彦さんとか細谷充さん、カオスは日下三蔵さん。他にもマニア垂涎の書が整然と並んだ本棚や、棚に収まりきらなくて床に積み上がった本の山々、本が日焼けしないように扉がつけられた本棚などなど、色々見せてもらった。

本の雑誌で取材した方々なので、SFやミステリーが蔵書の中心の本棚が多かったので、北原さんの説明を聞かないとその価値はよくわからない棚が多かったけれど、それだけの本を集める熱気というか、マニア魂というか、そういうのは私にもわかるw。そんな中で、おお!と思ったのが小村雪岱研究家の方の本棚。雪岱が装丁・挿絵を担当した泉鏡花をはじめとする全集や単行本の他に、演芸画報新演芸その他の雑誌がずらっと並ぶ本棚にときめいた。

後日、このトークショーは有料配信されるとのことなので、ご興味のある方はこちらからチェックしてみてください

www.yaesu-book.co.jp

トークショーの後で、なんと、同じフロアの芸術書の棚で

 を発見! 13巻も気長に探そう…。そして文庫のフロアに降りたら、ウェッジ文庫が! さらに河出文庫の棚の前の平台に

類推の山 (河出文庫)

類推の山 (河出文庫)

 

 おそるべし、八重洲ブックセンター❗️今日のご予算大幅オーバーだったけれど、此処で会ったが百年目と購入してしまった。

帰宅途中で、大相撲の結果を知る。翔猿、残念だったけどよく頑張ったなぁ。来場所以降が楽しみ。

帰宅して、夜は「半沢直樹」最終回、そしてよだいめが特別講師の初耳学を見る。半沢は、頭取も大和田さんも、実ハ実ハの展開で、最後に大和田さんがこれまでの名台詞を全部ブッこんで来たことで、なるほど、そういう終わり方に持っていくのね❣️という怒涛の展開。現実離れしてると言われたらそれまでだけど、ここまでいくと、そういうのはもう関係なく、時代物狂言を見ているかのようなカタルシスがあった。まさかの黒崎さんも再登板があったし。その分、よだいめは初耳学だったのか?とw。高学歴ニートに特別授業をするということで、いつもよりはソフトな教祖様モードで、先行きに悩む若い人たちの質問に答えていた。ちょうど、今読んでいる

 の中で還暦になった時に坪内さんが人生の前半で二度にわたって送ったニート生活が後半の肥やしになっている、ということを書いていて、それに通じるものがあるなと思った。

何の役に立つのか、とか考えずに目の前にあることをコツコツやってからあーだこーだ言うなら言え、ってことだよな。

今日の東京都での新規感染者は、144人。うーん、明日以降2桁になればいいけど…。