やっぱり楽しい菊五郎劇団の世話物と小満んさんの落語

朝は曇っていたけど、陽がさしたり、曇ったりの一日。気温は以外に高めで、ちょっと歩くと汗ばむ。

『後ろ向きで前へ進む』読了。

後ろ向きで前へ進む

後ろ向きで前へ進む

  • 作者:坪内 祐三
  • 発売日: 2002/08/05
  • メディア: 単行本
 

『一九七二 「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』の前段、かなぁ。坪内さんがとても影響を受けたと云っている福田恆存の引用を読んでいたら、よだいめの芝居への姿勢と通じると思われることばが。福田恆存を読んでみよう。

国立劇場で10月歌舞伎公演第2部を見る。「魚屋宗五郎」、菊五郎劇団の世話物をまた見られた! 菊五郎さんも時蔵さんも8ヶ月のブランクを感じさせない。團蔵さんもお元気そうだったし。流石に酔った宗五郎が飛び出していくのを止めようと、おはまが宗五郎の着物の裾を掴んで引きずられるところは、時蔵さんが自分で前進してたけどw。結末については、やっぱりちょっとモヤッとするけれど、そういうことは脇に置いといていいか、という気分になれた。

そして、「太刀盗人」。きおいちょの化粧がかなり振り切れててびっくり(いい意味で)。キリッとした二枚目がデフォの坂東亀蔵さんも、スッパに付け込まれやすそうな田舎の人に。目代坂東亀蔵 片岡亀蔵さん含め、こちらも息が合っていて、楽しかった。※2020/10/22訂正

国立劇場から赤坂へ徒歩で移動。

赤坂会館で、小満ん夜会。今日の開口一番は、扇ぽうさんの「元犬」。二日続けて「元犬」を聞いたことで、噺家さんそれぞれの個性がわかって、面白い体験だった、小満んさんは「鍬潟」と「小間物屋政談」。小満んさんの「小間物屋政談」は初めてかも? 最後の大岡のお裁きで、スッキリした! めでたしめでたし、と素直に喜べた。

今日の東京都での新規感染者は、166人。重傷者も昨日から2人増えて27人。先週ぐらいから花粉症の症状が出ていて、小青竜湯を服用中。外出中はくしゃみはほとんど出ないのが救いだな。