昭和にサヨウナラを読んでウルっとしちゃった

今日も秋晴れ。

昨夜、早く布団に入った割に、ぜんぜん寝られず、結局、『総理大臣になりたい』を読了した後、『昭和にサヨウナラ』も読み始め、今朝、起きてから続きを読んで、読了w。

昭和にサヨウナラ

昭和にサヨウナラ

  • 作者:坪内 祐三
  • 発売日: 2016/03/26
  • メディア: 単行本
 

 「en-taxi」で連載されていたものをまとめたもの。書き下ろしも2編。坪内さんのお父さんが亡くなったのが、平成中村座勘九郎さんの襲名披露を見た日だった、というのから、わたしが思い出したのは、その何年か前に平成中村座での幕間に、偶然会った知人から談志さんが亡くなったっていう情報があるんですけど、何か聞いていらっしゃいますか?と尋ねられたことだ。立川流に親しい人がいる友人や、大手マスコミの知人に電話やメールで事の真偽を確認したのだった。その頃、何ヶ月かに1度、談志さんの危篤情報が流れていたので、きっとまたその類だろうと、電話で話した友人は言っていたので、あまり心配はしていなかった。ところが、翌日、昨日亡くなったんだって、という知らせを聞いて、勘三郎さんはその事、ご存知だったのかな?とふと思ったのだった。そして、「め組の喧嘩」を上演していた時に、勘三郎さんたちがお相撲を見に行ったという話がネットで流れてきて、へぇ〜と思ったことも思い出した。その仕掛け人が坪内さんだったとはねぇ…。あの「め組の喧嘩」は、本当に楽しかったなぁ。前売りで千穐楽のチケットを取っていたのに、翌日の昼の部が追加発売になって、前楽になってしまってちょっと悔しかったなぁと思ったことも。でも、前楽だって楽しかったのはまちがいない。読んでいて、ちょっと泣きそうになっちゃったよ。勘三郎さんも、坪内さんもあっちに行ってしまった事を、不意に、目の前に突きつけられて。

先週金曜日のにっぽんの芸能といい、なんか、ここ数年のあれやこれやを思い出すトリガーを自分で引く巡り合わせなのかもしれないな。

紀尾井町夜話、お昼までは覚えていたのに、夕方にはすっかり忘れていて、気がついたら21時半をまわっていた(^_^;)  最後の15分ぐらい見られたけど、アーカイブで見よう。

今日の東京都での新規感染者は、158人。重症者が昨日から4人増えてしまって、33人。9月25日以来の30人越えとのこと。