国立劇場初日に行ってきた

昼過ぎまでは、晴れたり曇ったりしていたが、だんだん雲が多くなり、夜は雨に。天気予報が当たった。

国立劇場の11月歌舞伎公演初日を見に行った。第1部は吉右衛門さんの「俊寛」。俊寛の妻・東屋が自害する六波羅清盛館の場から。ここでは清盛を吉右衛門さんが、東屋を菊之助さん、能登守教経が歌六さん。そして、吉右衛門さんの俊寛錦之助さんの少将、雀右衛門さんの千鳥、吉之丞さんの成経、菊之助さんの丹左衛門で鬼界ヶ島の場。吉右衛門さんの俊寛は、今回も素晴らしいな…。

第2部は、仁左衛門さんの六助の「英彦山権現誓助剣」と、梅枝くんの「文売」と鷹之助くん、千之助くんの「三社祭」。「毛谷村」には、梅枝くんのところの坊ちゃんが初御目見得。ちっちゃいながらもお芝居好きなんだろうなというのが伝わってきて、頼もしい。ニザ様の六助は若々しくて明るくて可愛らしい。けど、やっぱりこの芝居、ちょっと苦手だな。「三社祭」は、鷹之助くんの踊りは好きなんだけど、先日、にっぽんの芸能ですごいのを見ちゃったのでね…。

国立は、終演後の退場の案内がはっきりしないので、2階・3階は結構、お客がどんどん勝手に動くんだよね。いりが薄いせいもあるんだろうけど。案内するならするということをきちんと開演前や幕間に周知しないとね…。歌舞伎座は、禁止事項のお知らせの後、終演後の分散退場についても大きなボードを持った案内のお姉さんたちが、客席に周知してるからね。それでも勝手に動くお客はいるけど。国立大劇場はロビーも広いし、無料の休憩所や外のベンチもあるから、30分の幕間で客席以外の場所で食事できるけど、歌舞伎座はそういうスペースがほぼないから、4部幕間なし完全入れ替えで興行するしかないよね、今のところ。

昨日から読んでいる『投壜通信』、危険だ…。今まで全く近寄りもしなかった数学の本なんかも面白そうに見えちゃうんだから。面白そうな本を端から買っていたらきりがないので、図書館でチェックして、読めそうなら借りて読んでみる、ということにしなよう。

今日の東京都での新規感染者は、87人。月曜日だから、こんなもんでしょう。重症患者さんが2人減った、しかし、先週末、東京より大阪の方が新規感染者が多かったというニュースもあった。大丈夫かいな?