至高のレシピがおもしろかった

今日は曇り時々晴れぐらいの空模様。

午前中、今年最初の歯医者さん。時間ギリギリになってしまったので、脇目もふらずひたすら歩く。まだあと数回はかかりそう。緊急事態宣言発出とか言ってるから、もう治療を終わりにして、という選択肢もあるのだけれど、半端に蓋をしちゃって後で問題が起きると、かえって面倒なことになるかもしれないから、なるべくちゃんと治しておきましょう、とのこと。緊急事態宣言が発出になったら、どうなりますか?と伺ったら、4月の時はクローズしたけれど、今回は、すでに治療に入ってる患者さんの診療は続ける予定ですから、大丈夫ですよ、と。よかった。

帰宅して、昼ごはんを食べて、Scrapboxに昨日のデイリーページを作り、メモの整理。

元日にOAされた偉人たちの至高のレシピの録画を再生。菊池寛と初代ご主人の競馬好きの話、漫画みたいで笑った。チャップリンが来店すると決まって、太鼓のお稽古して作ったお料理、谷崎潤一郎が鱧を食べにふらっと現れて延々待たされた話、川端康成の揮毫の話、などなど、面白いエピソードがたくさん。吉右衛門さんの鯛の兜煮が好きっていうのは、演劇界の連載に載っていたなぁ、そういえば。お客さんの前で料理するからか、ボウルとして切子の立派な鉢が使われていてびっくりしたり、余分な脂を落とすためにベーコンや揚げたお肉をじゃぶじゃぶ洗ったり、にも驚いた。盛付けに使われる皿や鉢もここの料理のために作られたんだろうな、というものが登場する。中でも特に河井寛次郎の鉢がステキだった。

歯医者さんの帰りに山陽堂書店に寄って棚を眺めていたら、渋沢栄一『青淵先生 雨夜譚(全)』という薄い青磁色の装丁の見慣れない文庫があったので手にとってみた。パラパラとページを繰ると、興味を惹かれる人名がいくつか目についたので、購入。

雨夜譚――渋沢栄一自伝 (土曜文庫 1516)

雨夜譚――渋沢栄一自伝 (土曜文庫 1516)

  • 作者:渋沢 栄一
  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: 文庫
 

 土曜文庫って、前にも見かけたことがあるなぁ。巻末に土曜社の前刊行物一覧が載っていて、いくつか気になる書名があった。

紀尾井町夜話なのをすっかりうっかりしていて、お風呂ふぇ湯船につかりながらアーカイブを見始める。みたら、120分ぐらいありそうなので、途中で上がって見続ける。今回見いろいろと貴重な話が伺えたけれど、個人的には亀蔵さんが巡業の「魚屋宗五郎」で毎日、鳥屋の中でダメ出しされて辛かった、という話が一番印象的。辛い時に雀右衛門さんが優しくフォローしてくれた、っていうのも合わせて。

今日の東京都での新規感染者は、またまた4桁の1278人。重症者も111人か…。さらに横綱白鵬が感染したというニュースも。同じ部屋の力士などはPCR検査を受けているけれど、まだ結果は報じられていない。年末年始で稽古がどのぐらいの期間休みだったかにもよるのだろうけれど、他にも感染者が出たら、ちゃんと隔離できるのかなぁ?心配だ。