きおいちょにやる気を出させてくれたやゑぽん、ありがとう!という紀尾井町家話

今日は朝からずっといい天気で、気温も春先の陽気かと勘違いするぐらい上がった。

午前中に、画家の安野光雅さんの訃報が…。昨年の12月24日に肝硬変で亡くなられていたとのこと。享年94歳。ここ数年は、毎年、筑摩書房文庫手帳でお世話になっていた。安野さんの風景画、陽だまりみたいな穏やかな空気が感じられて、好きだな。ご冥福をお祈りいたします。

今年最初の朝日名人会。「やかん」歌つを、「堪忍袋」正太郎、「藁人形」文治、「二番煎じ」馬生 仲入り 「薮入り」権太楼。正太郎さん、こういう噺いいなぁ。無事に披露目の興行ができますように、と祈るしかない。文治さんと「藁人形」ってちょっと想像がつかなかった。雲助さんとも春輔さんとも全然違うなぁ。人によって変わるっていうけど、その典型だな。「二番煎じ」は先日、一之輔さんのを聞いたばかりで、こういう年代の人がやるなら、こういう描写も活きるんだな、というのを確認。その辺、一之輔さんもいずれ変わってくるのかもなぁ。権さまの「薮入り」、数年前に研究会で聞いたのがよかったんだよなぁ、ということを思い出していたが、その時とはまた違う行き方に。噺は生き物だな、まさに。

無印で買い物をして、半藤一利さんの本を買いたくて教文館に寄る。第一候補だった『日本のいちばん長い日』はなくて、平凡社ライブラリーの昭和史シリーズと日露戦争シリーズ、文春新書、文春文庫の何冊かあった中から、加藤陽子さんとの対談と、保阪正康さんとの対談を購入。

昭和史裁判 (文春文庫)

昭和史裁判 (文春文庫)

 
昭和の名将と愚将 (文春新書 618)

昭和の名将と愚将 (文春新書 618)

  • 作者:半藤 一利
  • 発売日: 2008/02/18
  • メディア: 新書
 

 加藤陽子さんは、昨年後半に『それでも、日本人は戦争を選んだ』を読んでいるので、保阪正康さんは、昭和史についてのノンフィクションをたくさん書いていらっしゃるので、それぞれ選んでみた。平凡社のシリーズも、いずれ読もうとは思っているのだけれど。

帰宅して、夜ごはんを食べて、紀尾井町家話。今回は、山崎咲十郎さんと坂東やゑ亮さんがゲスト。やゑ亮さん、なんで?と思ったら、なるほどねぇ〜というのが話を聞いているうちに納得。前回、きおいちょが「さっき、次回の打ち合わせをこの配信前にやったら、すでにやらかしてくれたんで、心配w」というコメントをしていたので、なんだ、なんだ???と思っていたけれど、なるほどね。現彦三郎さんに憧れて弟子入り志願して、中学校を卒業して上京、高校に通いながら修行をしたという、最近ではちょっと珍しい経歴だったのね。しかも、フィギュアスケートを10年ぐらいやっていて、羽生くんと同じ大会に出場した経験もあるという、トリビアをまぶしつつ、お芝居の濃い話もあれこれ聞けて、よかった。「蘭平物狂」「妹背山御殿」「丸橋忠弥」などなど、是非またやってくださいね!!!と思っている演目をやってくれそうで、嬉しい。やゑ亮さん、ありがとう!w 次回は梅枝くんとみっくんがゲストということで、これまた見逃せない!

今日の東京都での新規感染者は、土曜日としては二番目の1809人。重症者は136人と、また増加。うーん。残念だけれど、もっと厳しい措置が必要なんだろうなぁ。とりあえず、2月7日に収まっているとは思えない。ズルズルゆるゆるやってるよりは、一度ビシッと締めて、徐々に緩めていくほうが、結局はみんなの幸せのためになるんじゃないかな?