五輪もコロナもどうなるのやら…

今日の朝からいい天気だったが、気温はあまり上がらなかった。

五輪組織委員会の委員長が、いろいろと問題発言をしていると、昨日から一連の報道。総理時代から、問題発言の多い人だったから、今までよく化けの皮が剥がれずに来たもんだ、とも思う。特に「女性が多いと会議が長くなる」という発言は海外でも相当問題視されているとのこと。また、聖火リレーについて「タレントは、田んぼの真ん中でも走らせておけ」という意味のことを言ったとか。こんなデリケートな時期に、何やってるんだかね。いろいろと今日の会見で言い訳をしてたけれど、質疑応答の様子も含め、何が問題なのかが理解できてるとは思えない内容だった。「自分は報酬も一銭ももらわず、最後のご奉公だと思って委員長をやっている」っていうのも、かえってタチが悪いのでは?という気がする。

東京裁判(下)』読了。

東京裁判 (下) (中公新書 (248))

東京裁判 (下) (中公新書 (248))

  • 作者:児島 襄
  • 発売日: 1971/04/24
  • メディア: 新書
 

 東京裁判って、判決が言い渡されてから処刑まで、こんなにすぐだったのか…。それでも、アメリカの最高裁東京裁判そのものの違法性を問う申立てがなされて、当初の予定よりは日程が遅れたようだけれど。そもそも、東京裁判という裁判が果たして国際法に照らして正しいのか?という疑問もあったけれど、それについては全く検討されることなく裁判が進んでしまったんだな。アメリカの都合のいい判決ありき、それを実現するためには連合国の他の国の要求を受け入れることもある、その結果、広田弘毅が軍人でもないのに死刑になったということ?と思えてくる。連合国によって東京裁判が行われたこと、A級戦犯が死刑になったこと、ぐらいしか知らなかった。被告になった人々がどんなことを思い、日々をどんな風に過ごしていたのか、裁判官・検察官・弁護人になった人たちのこと、膨大な資料をもとに、こんな風に裁判のことを立体的に描けるのか、とびっくりした。毎度のことながら、坪内さん、ありがとうございます。

今日の東京都での新規感染者は、734人。重症者も10人減少して115人。一応、右肩下がりにはなっているのだけれど、濃厚接触者の疫学調査とかやってないわけで、検査数も減ってるし。変異株もぽちぽち発見されていて、厚労大臣は「今の所、感染状況は点であり、面的に広がっているとは認められない」とコメントしていたけれど、ほんとかな?と思ってしまう。重症者が減っているのも、回復して退院・転院した人も多くいらっしゃるんだろうけれど、残念ながら亡くなられた方もある程度の人数いらっしゃるわけだし。何しろ、この一年余り、常に後手後手の対応しかできてないからね、この国の政府も、東京都も。いろいろなことを鑑みると、実際のところ感染拡大が減少していると言えるのかどうかは、疑問が残る。それがわかっているから、緊急事態宣言を1か月延長したんじゃないの???とも。