歌舞伎座二部と三部の間にひでりんの訃報を知る…

昼過ぎまでは結構な雨降りで、夕方から小雨、夜に入ると上がった。

明日が月イチ仕事のため、歌舞伎座二部と三部は今日がマイ千穐楽。二部。やっぱり菊五郎さんの六段目はステキだ。浅葱の紋付きに着替えたあたりから、「色に耽ったばっかりに」というセリフに凝縮された勘平という男がひたひたと舞台に広がっていく感じ、とでも言えばいいのかな。三部。八陣守護城。初日に見た時はなんか朝からぶっ通しだったため、ぼーっとしてしまったんだけど、今日はしっかり見ることができた。いつか吉右衛門さんでも見てみたいなぁ。鏡獅子。今まで勘三郎さんの弥生のイメージが強すぎたんだけれど、今回、菊之助さんの弥生を見て別のポイントに気づかせてもらえた気がする。心残りは、濃い色のお衣裳の弥生が見られなかったこと。残念。胡蝶のお二人、やっぱりかわいいな。あんなに小さいのにしっかり踊ってて、それぞれの個性も感じられて素晴らしい! 

二部と三部の入れ替えの間に、秀太郎さんの訃報を知る。よだいめの襲名の「四の切」の静御前義経は、先日亡くなられた藤十郎さんだったな、そういえば)、「梅川忠兵衛」の梅川、「廓文章」のおきさ、「盛綱陣屋」の微妙、「尼崎」の皐月などなど、忘れられないお役が。近年は歌舞伎の三婆といえば秀太郎さん、という印象が強かったけれど、梅川なんて、ほんと可愛らしかったなぁ。上方の役者さんがまたお一人、旅立ってしまわれた。

昨日、Webでポチった『ツボちゃんの話』が届いて、ちょっと、と思い読み始めた。 

 久しぶりにぐいぐい引き込まれる感じ。このまま読んでると睡眠不足に陥るのは必至だったので、無理矢理本のページを閉じたのだけど。やっぱり『「別れる理由」が気になって』と『変死するアメリカ作家』が気になるなぁ…。引越しのどさくさで多分、間違って処分しちゃったとしか思えないんだよな、この二冊。どこか、文庫化してくれないかなぁ。

荒磯親方が独立して、つくば市に荒磯部屋を開くというニュースも。今までとは違う相撲部屋の運営を考えているらしいので、注目したい。

今日の東京都での新規感染者は、684人。重症者は1人減って69人。なんか、昨日の朝日新聞が社説で五輪中止を求めたのが話題になっているけれど、公式公式公式スポンサーを下りるわけではない、っていうのを知ると、逆にこれでオリンピックは何があっても開催されるってことなのかも?っていう気がしている。中止はないって決まったから、逆に世論に迎合しておく意味で中止するべきなんていう社説をアリバイ作りのために出してきたんじゃないの?と…。ひるおび!で八代弁護士が同じようなことを言ってて、やっぱりそうなの?と思ったのだけど。