雨の中、竹橋から上野広小路へ

台風の影響という雨が降り続き、寒い。季節が1か月ぐらい逆戻りした感じだ。

[歌舞伎] 没後50年鏑木清方

Gyazo

こんな天気だし、平日だし、そんなに混んではいないだろうと、東京国立近代美術館へ。今回、歌舞伎に題材をとったコーナーが設けられている。「京鹿子娘道成寺」好きとしては連作が一挙に見られると言われたら、ぜひ見たい!となる。その他にも「鷺娘」や梅川忠兵衛などを描いた作品も展示されていた。もちろん、代表作「築地明石町」とか屏風などの大作もすばらしいが、市井の人たちの暮らしぶりが伝わってくる「注文帖」や「夏の生活」など、”小さく描く”作品がよかった。久しぶりに、清方の『明治の東京』や雪岱の『日本橋檜町』が読みたくなった。嵩張るし重いなと思いつつ、つい図録も購入。

 

 

 

[落語] 四月中席夜の部 百日寄席 上野街笑賑

粗忽の釘」遊京 「おしの釣」たこ蔵 「釜泥」窓輝 「千両みかん」さん喬 仲入り 「熊坂」金八 二楽 「鰍沢」こうもり 春輔

昨日に続いて、春輔さん主任の鈴本演芸場へ。今日のネタが「鰍沢」だったので、重たい図録を担いでやって来たw。寄席の踊りは、七代目團十郎が上方で大人気を博した様を唄ったという、こうもり。婀娜なお熊のあとは超二枚目團十郎!洒落た選曲はさすが。仲入りでさん喬さんが「千両みかん」を。最近、なかなか聞く機会がないなぁと思っていたネタが聞けてラッキー。みかん恋しさにすっかりやつれてしまった若旦那、というキャラがボソボソとした小声ひとつで伝わってくる。さすがだ。

[蒐書] ネット書店から

小三治の落語』が届いていた。正直、これが講談社学術文庫のラインナップに入ったというのは、かなり驚いたのだけれどw。小三治さんが人間国宝だから、まぁいいかってこと?っていうのは穿ち過ぎか(^_^;) 

[大相撲] 御免札と新弟子検査

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協会公式さんから、夏場所の御免札が国技館に立ったというニュース。春場所前はコロナ陽性の力士が続出して、果たして場所は開催できるの?と不安になったが、夏場所はそちらの心配はあまりなさそう。そして、大相撲史上初の東大出身力士誕生か?!と数日前から話題になっていたが、体格検査は無事に合格したとのこと。まだ卒業していないので、残りの単位取得のため、あと1年部屋から東大に通うらしい。