小満んさんの苦み走った徳兵衛と自由自在な松公

朝から雨が降り続く一日。リモートミーティングの時間を間違えていて、欠席してしまったよ(-_-;)

[落語] 柳家小満んの会

「一目上がり」まめ菊 「十二階」「お初徳兵衛」仲入り「ろくろ首」小満

あと1週間で二ツ目に昇進するまめ菊さんが開口一番。小満んさんの一席目は、江戸川乱歩の『押し絵と旅する男』を翻案するつもりで準備していたら、浅草・十二階の方にどんどん興味を惹かれて…と仰っていた。「お初徳兵衛」は「船徳」の原話。徳兵衛が船頭になるところまでは同じ。三年後、一人前の人気船頭になった徳兵衛が柳橋一の売れっ子芸者・お初を載せて大川にこぎ出すと…。芝居で観るなら仁左様にお願いしたい!!というぐらい、徳兵衛が苦み走ったいい男! そりゃ柳橋の芸者衆がほっとかないわな、と。「ろくろ首」は、マクラの小咄が、小満んさんがやるとより楽しい! 本編に入ると松公が自由自在。与太郎とか松公って、バカに寄せすぎるとつまらなくなる。その匙加減が腕の見せ所。さすが小満んさん!という一席。

[大相撲] やっぱり…。

十両の熱海富士と錦富士は自分の相撲を取り切ってともに白星\(^o^)/ 翠富士も今日は相手の出てくるところをうまく回り込んで星を五分に戻した!! 霧馬山、豊昇龍がいい相撲で白星を伸ばす。今日はいいねいいねと思っていたら、大関陣が御嶽海のみ白星という嫌な展開で迎えた結びの一番。この取組が決まったときからいやぁな予感がしていたのだが、やっぱり…。勝ち負けよりも玉鷲に土俵下に突き出されてしまって膝や踵は大丈夫???というのが気にかかる。

[蒐書] 『アメリカ紀行』

先日購入した千葉雅也さんの『アメリカ紀行』を読み始める。こういうの好きだなぁ。身の回りのことを書いているんだけど、そこに千葉さん独自のものの見方があって、さりげないけれど滲み出てくる味がいいな、と。Tweetをベースに加筆構成されたということだけど、時折、挟み込まれる写真もいい。

本の雑誌」六月号が届いた!

西村健太追悼特集号の「本の雑誌」が届いた。口絵のカラーページが! 杉江さんの北町貫太クロニクル、担当編集者の座談会、などなど読むのが楽しみな記事がいっぱい