本日の収穫

久々に、青山のリブロに立ち寄ったら、「クラフト・エヴィング商会が選ぶ100冊の本」コーナーがあった。
かなり売れてしまったようで、棚は淋しい状況だったが大収穫あり。

内堀弘『ボン書店の幻』(白地社
 町の書店ではおろか、頼みの綱のbk1でも版元品切れで取り寄せできなかった本に、こんな身近なところで巡り会えるとは!!
 
小沼丹『懐中時計』(講談社文芸文庫
 これまた、町の書店からはほぼ姿を消してしまった、小沼さんの本。
 
庄野潤三<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02043101&volno=0000>『貝がらと海の音』</A>(新潮文庫
 みすず書房の”大人の本棚”シリーズの『小さな手袋/コーヒー挽き』の
 選者である庄野さんの作品は、これまで読んだことがなかった。裏表紙の解説には「日録風に綴られた、しみじみとした共感を呼ぶ長編」。

●坂本素行『糖尿病S氏の豊かな食卓』(料理王国社)
 東京・あきるの市在住の陶芸家S氏こと、坂本さんの料理レシピ45選。
 単なるレシピ本ではなくて「丹念な暮らし」を実践する坂本さんの「心の処方箋」と帯に。

以上が、「クラフト・エヴィング商会が選ぶ100冊」の棚から選んだ本。
一緒にパンフレットが置かれていて、どんな本を彼らが選んだのかを知ることができる。
お二人からのメッセージも添えられており、
「いま、どこにいきたいか? と誰かに訊かれたら、迷わず『本屋』と答えます。(中略)これまでの人生の大半を本屋で過ごしてきたような気がします。(以下略)」
とある。
やはり、クラフト・エヴィング商会のお二人も、本と本屋を愛する人だったんだと、改めて納得。

中野翠<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02152052&volno=0000>『毎日一人はおもしろい人がいる』</A>(講談社
 先日から、書店に行くたびに気になっていて、何度も手に取っては「どうしよう?」と悩んでいた本。
 しかし、かねたくさんのレビューを拝見して、我慢できずに、購入してしまった。

あまりにも、魅力的な本ばかりで、どれから読もうか、嬉しい悲鳴。
北村さんの『謎のギャラリー』も、まだ途中だし・・・。
1日が24時間しかないことが、恨めしい。