2008-01-01から1年間の記事一覧

『ラクガキいっぷく』

年越しといえば、中野翠さんの「サンデー毎日」連載コラム集を読む、というのが、ここ数年の恒例行事。まだ読みかけの本もあるのだけれど、ここはやはり、吉例に従って、ということで、読み始める。 毎年のことなれど「そうか、あれは今年だったのねぇ〜」と…

『歌右衛門 名残の花』

歌右衛門さんの舞台は、結構観ているのだけれど、最期の10年間ぐらいは、歌舞伎からはなれていたので、見損なっている。うーん、舞台を観て、果たして保さんが書いているようなところを感じ取ることができたかどうかは、わからないし、そこまでは気づかなか…

教文館にて

銀座へ、草履のかかとを取り替えに。ついでに、というか、性というか(笑)で、教文館へ。いろいろと気になる本はあるのだけれど、とりあえず、「ほんの雑誌」別冊の「文庫王国」から、時代劇のお薦めを。夏の椿 (文春文庫)作者: 北重人出版社/メーカー: 文…

リブロにて

台所のガス台周りにたてるモノを年を越すにあたって、とりかえようと思っていたのだけれど、扱っているスーパーになかなか行かれず。今日の夕方、やっと「そうだ、今日行って来よう!」ということで出かけた。実は、半分は毎年年越し本としている中野翠さん…

『歌右衛門 名残の花』

晩年の歌右衛門さんの写真を通して、六代目中村歌右衛門という役者の芸を探るという、保さんの目論み。最初が「娘道成寺」。歌右衛門さんの「娘道成寺」は、結局観ることができなかったのを、ずっと残念に思っているので、一世一代とはいえ、たくさんの写真…

「島の千歳」上げ浚い&「娘七種」1回目。

「もう一度、やっておく?」という先生のありがたいお言葉に甘えて、「島の千歳」を通して。その前に、先生の手持ちの音源で、問題の「四方の敷浪」のところを聴かせていただく。某舞踊会のための別バージョンとのことで、ここの部分の一調がやたら長い。が…

『くいしんぼう』

エッセイ+おいしい店ガイドという感じかな? 行ってみたいと思うのも何軒かあった。それにしても、高橋さんの食べものと食べることへの愛は、生半可ではないなぁ(笑)。くいしんぼう作者: 高橋みどり出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/08メディア: 単…

「われはゴッホになる」

仁左衛門さんが特別出演(柳宗悦の役!)ということで、録画だけして、そのままになっていたのを、正月の録画スペースを作るために、観る。いやはや、これ、いいドラマだった。もっと早く観ればよかった〜。棟方志功の奥さんがとてもステキな人だったんだろ…

「京鹿子娘道成寺」千秋楽@歌舞伎座

仕事納めの日だというのに、幕見に・・・。案の定、いないあいだに、いくつか問題発生(^_^;) うーん、やっぱり25日間毎日踊るっていうのは、すごいことだよなぁ〜と。千秋楽は、かえって余裕ができすぎちゃった???という気がしないでもなく、今回5回拝見…

宴会続きの1週間

わたしにしては珍しく、今週は宴会三昧の1週間であった。締めは職場のとあるチームの忘年会。2次会で帰るつもりが、3次会のカラオケまでつきあうことに・・・。久々に、帰宅したら4時過ぎ!? カラオケを唄ったのも、いったいいつ以来?というぐらい久々…

落語研究会@国立劇場小劇場

今年最後の落語研究会。小遊三師匠の「蜘蛛駕籠」で大いに笑う。たまに聞きたくなる噺家さん。軽くてほんのちょっと棘があって、いいよねぇ。弥助さんは、師匠によく似た雰囲気をかもし出している。同じ一門でも、やっぱりみんなそれぞれの「色」があるんだ…

『襲名十八代』

おなじみのネタから、初めて聞いた裏話まで、いろいろと(笑)。勘三郎さんのこの、「熱さ」が嫌いな人は嫌いなんだろうなぁ・・・と思いつつ、わたしは結構好きなので、どんどんこれからもチャレンジしてほしいなぁ〜と思う。 新しい試みに対して、否定的な…

宴会要員・・・

急に決まった、補講が本日夜。すでに月初に鼓のお稽古日が決まっていたので、無理だなぁ・・・と思っていたが、お稽古が終わったら、お好み焼きに行くということになり、じゃあ、そちらだけでも、と(笑)。 お好み焼きともんじゃをみなさんに焼いていただき…

「島の千歳」上げ浚い

前回のお稽古で、一応、段切れまで先生のお三味線とあわせるお稽古が終わったので、今回は最初から通してという、上げ浚い。前半の方がこの曲はより大事、と先生が最初の頃におっしゃっていたのだが、なにせ、二上りになってからは、手数が多くてややこしい…

Merry Christmas!

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『くいしんぼう』

積ん読の山のてっぺんにあった本を。「ku:nel」の最新号で、高橋さん家が久々に登場していて、創刊号の時とは違うお家で、違う形のくらしをしていらっしゃるのを知った。そして、積ん読の山のてっぺんに顔を出したのも、何かのご縁かも?ということで読み始…

大混雑!

お芝居の後、父親代わりが誕生日のお祝いにご馳走してくださるとのことで、六本木ヒルズへ。いやはや、大混雑だったよ・・・。だけど、ご飯を食べた某お寿司屋さんは、6時過ぎまではカウンターはガラガラ(個室はそうでもなかったみたいだけど)。店長が「最…

十二月大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

やっと、昼の部を通して拝見。いやはや、やっぱり今月は「娘道成寺」に尽きるな・・・。1階で改めて見て、上からでは気づかなかったこと、見えなかったところを見るにつけ、三津五郎さまの踊りの素敵さが、ますますわかった。 乱拍子のところは、三津五郎さ…

「徹子の部屋」のゲスト(BS)は藤間紀子さん

残業しつつ、ふとモニターに眼をやると、幸四郎夫人だわ!ということで、録画予約は間に合わなかったけれど、とりあえず、音量をUPしつつ、チラ見中。斎ちゃんの初舞台姿なども、チラっと出てきて、つい見ちゃうなぁ・・・。

幸四郎特番

静岡の局の開局特番とのこと。うーん、「それは、事実と違いますよ〜」というナレーションがちらほら。毎度のことですが・・・(笑)。東大寺の本番前日の雨風の中で、鼓を打ってた皆様、お疲れ様でした。。。

『悪党芭蕉』

あいかわらず、外出のお供はこれ。俳句なんでま〜ったくわからんが、嵐山さんの明快な文章と、ところどころに「お!」と思うようなエピソードのおかげで、楽しく読んでいる。 芭蕉という名前の由来に、お能の「芭蕉」、そしてその元になっている伝承がかかわ…

『襲名十八代』

またまた、積ん読の山から発掘した一冊を。勘三郎さんが襲名した直後に出た1冊。「スポニチ」で連載していた「勘九郎かわら版」を、まとめたものだそう。 わたしが大好きな「野田版 鼠小僧」のあのセリフ、勘三郎さんも好きなんだなぁ。襲名十八代―これは勘…

『一期初心』

この夏の「囃子の会」@歌舞伎座のあと、三響会Blogのエントリーを読んでいて、玉三郎さんがご宗家のお装束選びなどをお手伝いしていらした、というようなことが書いてあって「へぇ〜」と思った。この本にお二人の対談が収録されていて、結構前からお互いの…

クリスマスパーティー

お能関係で知り合った方のホームパーティーにお邪魔することに。一応会費制とのことだったが、ぜったいにあの方のお宅だったら、それ以上のことをなさるだろうなぁ〜と思い、ワインとお嬢さんへのささやかなクリスマスプレゼントを持参することに。ま、その…

第五期短期能楽教室お稽古

今年最後のお稽古日。お謡は、やっと「橋弁慶」が終わって「土蜘蛛」に。去年、歌舞伎の「土蜘蛛」を幕見に通ったので、なんとなく長唄が耳に残っていて、「ふぅ〜ん、お能だとこういう節なんだ」と、ちょっとだけ予習として、先生のお手本を聞いていて思っ…

『一期初心』

次に読むものを物色していて、先日積ん読の山から発掘した観世流ご宗家のエッセイを。高級クレジットカード会員誌の連載だそうで・・・。まだ見たこともない人に、お能を見てもらうための動機付けをしよう、という感じで、大変わかりやすい言葉で書かれてい…

なんだかよくわからんが

大して忙しい訳ではないのだが、届くはずのモノを待っていたら、いつの間にか9時過ぎ。「げ、今日は『流星の絆』の最終回だから、帰るよ!」と待ち人ならぬ待ちモノが来たところで、職場を出る。 なんか、半端に時間をもてあまして、お菓子をつまみ食いした…

『文楽のこころを語る』

これまた、やっと読了。住大夫さんって、なかなかさばけた感じの方なんだなぁ〜。文楽では、盛り上がる場面では、拍手をした方がいいらしい。「大阪のお客さんだと、ここで拍手をしてくださるけれど、東京のお客さんはしてくださらない」といったことが何度…

『悪党芭蕉』

職場を出るときに、なんとなくムシの知らせがあり、おきっぱなしの本の中から選んだのがこれ。帰りに、ちょっと一息いれて、地下鉄の中で読み始め。 いきなり、芥川の芭蕉に対する(というより、芭蕉を崇め奉って石碑を建てる人々に対して、ということらしい…

萬斎・幸弘・広忠 能楽現在形@宝生能楽堂

今年最後の、能楽現在形は、観世流のシテ方がゲスト。最初に六郎改め玄祥先生の居囃子「三井寺」。成田さんの小鼓にほれぼれ・・・。今までもいいなぁ〜と思ったことは何度もあるけれど、ここまでほれぼれとしたのは初めてかも・・・。いやはや。源次郎先生…