2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年に読んでよかった!ベスト10(ほぼ読んだ順)

いよいよ今年も大晦日になってしまいました。 一応、掃除・洗濯・おせち料理的なものの準備も終えて、夕食に年越しそばのようなものも食べて、さて、と思ったら23時。ながらで見ていた紅白歌合戦も、あと2曲!とか言ってます。 今年は(も、か?)読書記録を…

『芝居の小道具』

能のお稽古で、久しぶりに早稲田へ。駅からお稽古場に向かう途中に「ブ」があて、たいてい、帰りにふらふらっと寄ってしまう。今日は店の外に均一本がコンテナみたいなのに入って並んでいたので、お稽古前にその箱の中をざっと眺めると歌舞伎学会の機関誌「…

『鶴川日記』から芋づるが始まる予感

ほぼ隔月で、知人がお席亭の落語会の手伝いで、鶴川へ行き始めて1年半。 なぜ、もっと早く気づかなかったかなぁと、我ながらあきれるのだが、鶴川といえば、白洲正子なのであった。 前回、鶴川へ行ったとき、集合時間まで少し時間があったので、駅前の書店に…

久しぶりの神保町

隼町で12時から「伽羅先代萩」を見て、さて銀座に行こうか、それとも???としばし思案した結果、久しぶりに神保町へ行ってみることにしたのは、続・酒中日記作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/10/31メディア: 単行本(ソフトカバー)この…

目が合ってしまった

日本橋の三井記念美術館で能面の展覧会を見た後、三越前といえば、のタロー書房へ。 店内をぐるーっと見廻って、最後に入り口近くの平台を見ていたら、隣の平台から視線を感じた。え、何?と思い、そちらに近づくと、視線の主がそこにいた。四時から飲み: ぶ…

今日買った本の言い訳

国立劇場に稚魚の会、歌舞伎会合同公演を見に行って、所用で渋谷へ行き、FOODSHOWで手巻き寿司を購入。帰宅して、昨日の茄子としし唐の味噌炒め、梨とで夕食。 今日の本屋パトロールは、ブックファースト。前々から気になっていた師父の遺言作者: 松井今朝子…

惜櫟荘が気になった理由

夕食は、ざるうどん、茄子としし唐の味噌炒め、ぬか漬け、梨。 たしか、今年の正月あたりにBS朝日でOAされた「惜櫟荘ものがたり」という番組、録画したまま放置してあったのだが、何の気なしに再生したら、つい見入ってしまった。 熱海にあるこの別荘は、も…

写真に惹かれて最近買ってしまった本

夕方から出かけたため、夕食は簡単に、コンビニおにぎりとおぼろ豆腐、巨峰で。 福田さんの『東京の流儀』を偶然、図書館でみつけて読んだら、『ひと月に百冊読み、三百枚書く、私の方法』の改訂版を書店で見つけて、改めて読み、としているうちに、本屋通い…

このところ、暑いので麺類ばかり食べていたのだが、ちょっと涼しくなったのかな?という夜になったので、久しぶりにご飯とおかずの夕食にしてみた。 先日買ったセロリが残っていたので、それと冷凍庫にあった牛肉をごま油で炒めて、塩レモンで味付け、という…

勉強する環境を整えるぞ!計画 その1

引っ越し以後、どういうふうに暮らしたいか、どういう部屋にしたいか、が見えてくるまで、家具を買うのはやめようと思い、前の家から持ってきた家具のみで生活してきた。 テーブルは、ローテーブルといえば聞こえがいいが、まぁちゃぶ台みたいなもののみで、…

『水郷から来た女』

ずいぶん以前に、御宿かわせみシリーズ10巻あまりは読んでいたのだが、先日、本棚にさしてあった1巻に目が止まって、読み返してみた。以前に読んだ時には気付かなかったが、江戸の市井の風俗が各話の隠し味になっているのに気づいて、図書館で2巻以降を借り…

三津五郎さまの「靭猿」と吉右衛門さんの「一條大蔵譚」

ついに、四月の歌舞伎座千龝楽。これでまたしばし、三津五郎さまの舞台とはお別れだ…。 ということで、「寿靱猿」は、ひたすら三津五郎さまを見ていた。筋書のインタビューで「復帰の演目といえども、挑戦したい」とおっしゃっていた、歌舞伎座本興行での初…

目白夜会@目白庭園赤鳥亭

小満ん師匠の会だというのに、お能のお稽古が長引いてしまい、遅刻…。今回のゲストは扇辰さんだったのに。扇辰さんの「一眼国」が始まってしばらくたったところに滑り込み。最初から聴きたかったなぁ…。 中入りをはさんで、小満ん師匠の「らくだ」。火屋まで…

銕仙会定期公演@宝生能楽堂

今日は、銕仙会の4月定期公演を拝見に、宝生能楽堂へ。 番組は、柴田稔「小塩」、禅竹十郎「魚説教」、鵜澤久「鉄輪」「小塩」は、柴田先生からお稽古に伺った折や、自主講座で表あきらさんのレクチャーを受けていたので、事前に、題名から受ける印象と、内…

『能狂い』

地元図書館の文庫本の棚で偶然見つけて、読んでみた。能の評論家・大河内俊輝さんの随筆集。 この本を手にとった理由の大きな部分が、三月書房の小型本だった、という点にある。 わたしにとって、三月書房の小型本といえば、戸板康二。そして、八代目三津五…

春の正蔵@紀尾井ホール

たま平「道灌」 正蔵「徂徠豆腐」 つる子「壺算」 正蔵「山崎屋」 正蔵さんが高座にかける根多で、若旦那と子どもが出てくるものは、好きだ。「しじみ売り」「四段目」「七段目」「子別れ」etc. 今回の「春の正蔵」で「徂徠豆腐」をネタおろしすると聞いて、…

「寿靱猿」幕見@歌舞伎座

今月も歌舞伎座の初日を通しで見物した。もちろん、三津五郎さまの本興行復帰初日を見届けるのが第一のお目当て。初日は、三津五郎さまが花道から登場されると、あとはほとんど三津五郎さまから目が離せず、舞台全体を見渡す余裕がなかった(^^;)。で、どこ…

末広亭夜席

この春の落語協会新真打披露興行も、鈴本を打ち上げ、末広亭に。鈴本に続き、末広亭にも行ってきた。 今回は5人が真打昇進なので、各寄席でトリをとるのは2日ずつ。そんな状況で、桂才紫改め三代目桂やまとさんのトリの日が、戦艦大和が沈んだ日だというのを…