2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

実家近くのチェーン書店にて

他に、読む本を持っていかなかった訳ではないのですが、『足抜』が面白かったので、先が気になり、つい・・・。見番―吉原裏同心〈3〉 (光文社時代小説文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/01/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件)…

『足抜』

吉原の太夫が足抜??? そもそも、そんな発想自体が奇想天外だったのでは? 佐伯さん、作中で登場人物たちに「そんな話、見たことも聞いたこともない」と言わせていますが、わたしが読んだり見たりした範囲内で、そんなの、読んだことも見たことも聞いたこ…

ジャンルが難しい「趣向の華」

宗家藤間流の公式HPで、「至高の華」の情報を確認していたら、更新情報の中に「趣向の華」というタイトルが・・・。次の「至高の華」にもご出演が決まっていて、変換ミス?とか思ったら、そうじゃないんです!(笑) 苫舟さんがお三味線を弾いて、尾上青楓さ…

落語研究会@国立劇場小劇場

表立って謳ってはなかったですが(長井さんのコラムは、いつものとは違って、代々の小さんについて書かれていたので、やっぱりね・・・って思った方も多いでしょうが)、五代目小さん師匠の七回忌追善興行のような番組でした。ロビーには小さん師匠の写真パ…

東京は“初夏らしい”を通り越して、暑かったです。毎年のことですが、わが職場は、空気の循環がよくないためか、外の気温よりも温度が高い?!という感じです。そして、7月には例年のごとく、チームマイナス6%運動が始まるので、暑い!のです・・・。 しか…

リブロにて

伊藤まさこさんの本と、それに併せてお料理グッズのミニフェア開催中でした。お弁当本に最近はつい、反応してしまうのでした(笑)。毎日ときどきおべんとう作者: 伊藤まさこ出版社/メーカー: PHPエディターズグループ発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリ…

『足抜』

「吉原裏同心」シリーズの2冊目です。楽しみです。足抜―吉原裏同心〈2〉 (光文社時代小説文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/09/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る

鼓「末広狩り」2回目&「五郎」1回目

ほぼ一ヶ月ぶりのお稽古でした。「末広狩り」は、前回最後まで一通りお稽古をつけていただいてしまったので、なんとか、覚えなくては!とがんばってみたものの、最後の三段目で、予想通り躓きました・・・。当分の間、お稽古の最初に練習曲がわりに見ていた…

五月大歌舞伎@新橋演舞場

昼夜通しで、演舞場の歌舞伎を拝見してまいりました。「毛谷村」の六助とお園(染五郎さんと亀治郎さん)が、よかったです。六助さんは、もうちょっと骨太な方がいいけど、でも、子供をあやすところとか、嘘をつかれているのに気づかず、「親孝行しなさい」…

「平家物語」

ここ数ヶ月、読んでみようと思い続けていて、岩波文庫版を全巻そろえたものの・・・という状況だった「平家物語」ですが、先日、青山能で「千手」を拝見して、それがきっかけになり、ついに読み始めました「平家物語」。 とはいえ、古文を読むのは大学以来で…

『一の富』

いやはや、面白かったです。主人公は並木五瓶の弟子で並木拍子郎。八丁堀の同心の次男坊で、部屋住み。芝居の作者になりたいと、五瓶の下に弟子入りしたのですが、まだ、これといった仕事を与えられたことはありません。で、師匠に「町で面白い噺を拾って来…

「喜撰」幕見@歌舞伎座

今日を逃すと、もう「喜撰」が見られない!ということで、昼休みを利用して(笑)、歌舞伎座へ。いやはや、やはり三津五郎さまステキでした。時蔵さんのお梶もよかったし。もう一度拝見しておいて、よかったです!! ついでに、舞台写真を買おうと思ったら、…

「わが魂は輝く水なり」@シアターコクーン

ジャンルを歌舞伎にしたのは、菊之助くんと亀三郎くんが出ていたからってことで・・・。萬斎さんももちろんお目当てでしたが、2対1ですね(笑)。 もっと、脚本の裏側に隠されたモノを汲み取らねばならない芝居なのかと思っていたのですが、ストレートに素直…

「囃子の会」!

8月2日に歌舞伎座で開催される「囃子の会」(亀井忠雄先生と田中佐太郎先生主催の、お囃子の会)の詳細が発表になりました。 http://www.sankyokai.com/performance.html#event_143 すんごいメンバーです。これは、ぜひとも拝見したい!!

『一の富』

相変わらず「密命」10巻が出てこないので(汗)、それじゃあ!ということで、捜索中に発掘した松井今朝子さんのシリーズものを。 こちらは、芝居の作者の卵が主人公ということで、これまたわたくしの好きな世界がいろいろと覗けそうです。一の富―並木拍子郎…

銕仙会青山能@銕仙会能楽研修所

仕舞「藤戸」 狂言「鎌腹」 能「千手」 という番組でございました。全部、堪能させていただきましたが、特に「千手」がすばらしかったです! 千手の前の重衡への思いがひしひしと伝わってきました。特に、出立の時間がやってきて立ち上がった重衡さんと千手…

『流離』

いやはや、「吉原裏同心」シリーズ、とりあえず1巻を読んだ限りでは、かなりわたくし好みです。そもそも、豊後岡藩の下士の娘と息子だった二人が、国を抜け放浪。妻敵討ちに狙われるわけです。佐伯さんって、豊後国がお好きですが、何か故があるのでしょうか…

五月公演第二部@国立劇場小劇場

「心中宵庚申」では、うーん、見事に落ちてしまいました・・・。嶋大夫さんが大活躍(笑)の切場は、結構大丈夫だったのですがねぇ・・・。義太夫はきらいじゃないのに、なぜか落ちる確率が高いです。 「狐と笛吹き」は、地の文は文語体で、台詞が口語体とい…

『流離』

佐伯さんの「吉原裏同心」シリーズ第1巻です。「密命」の10巻を買ったはずなのに、埋もれさせてしまい、それだったら、新シリーズに行ってみる?ということで、購入いたしました。流離 吉原裏同心 (光文社文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 光文社発売日:…

短期能楽教室懇親会

今日は、お教室の懇親会が夜、ありました。な〜んと先生のお誕生日!ということで、ささやかながら、プレゼントも。本当はワインとかがよかったのでしょうが、お好みがイマイチわからないので、お花にしちゃいました・・・。 来月、先生が青山能でお務めにな…

『五家狩り』

今回は、名古屋近辺が舞台でした。相変わらず影二郎さんは、抜群の強さを発揮。しかし、なんかもうひとつ・・・。五家狩り (光文社時代小説文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/06/13メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ …

短期能楽教室お稽古8回目

お謡は、「鶴亀」を通して。「月宮殿」の最後のところ、同じ詞章を返すところを完全に間違えました・・・。1回目はまっすぐでいいのに・・・。どっひゃー。やはり、覚え方が甘いってことですね。 お仕舞は、いよいよ本格的に「鶴亀」が始まりました。角取り…

定例公演@国立能楽堂

「子盗人」と「碇潜」船出之習でした。 「子盗人」は、狂言劇場で万之介さんのを拝見していますが、席が遠かったのと、全体に照明が暗く設定されていたので、今回の方がいろんなところがよく見えました。忠三郎さんは、たぶん初めて拝見したのですが、ズカ …

Amazonには、こんなモノまで!?

Amazonのオススメリストを眺めていたら、なぜか、最後の最後に「写経用紙セット」なるものが・・・。たぶん、寂聴さんの『秘花』を評価したからなんでしょうが。 それにしても、こんなモノまで売っているんですね・・・。墨運堂 写経用紙 中字写経用紙 30枚…

行きたいなぁ〜

先日、NHKの新日曜美術館を見て以来、ずーーーーっと行きたいなぁ〜と思っているのが、薬師寺展。 日々の暮らしで気になること 日光・月光菩薩様や聖観音菩薩立像の、後背なしのお姿に御目文字できる、またとないチャンスなんですよね・・・。 薬師寺には二…

『はたらくわたし』

岸本葉子さんが、一年間の仕事にまつわる日記を、この本のためにつけたものをまとめた(らしい)もの。エッセイストっていうのも、大変なんですね・・・。ここまで、正直な心情を書いて、それを発表されるには、結構、勇気がいったんじゃないでしょうか? で…

関弘子さん

なが〜いことかかって観世寿夫『心より心に伝ふる花』を読んでいるのですが、先日ふと、後書きを読んでみて、そこには関弘子さんの寿夫さんへの深い愛があふれる言葉がつづられていました。心より心に伝ふる花 (角川ソフィア文庫)作者: 観世寿夫出版社/メー…

公開講座と能鑑賞 講座『能の囃子事の魅力』その4

先週金曜日の銕仙会定期公演での「朝長」上演を受けて、講座の4回目でした。最初に「朝長」演出についてのお話があり、続いて、「朝長」のおシテをお務めになった山本順之さん、殲法をなさったことがある太鼓方・観世元伯さんへのインタビューがあり、実技で…

短期能楽教室お稽古7回目

お謡はついに「吉野天人」に。のっけから難しい節と、詞が出てきました・・・。お仕舞もいよいよ「鶴亀」が始まりました。うーん、覚えられるのかなぁ???よくわかる謡い方 (1) (ひのきお稽古ライブラリー)作者: 藤波重満出版社/メーカー: 桧書店発売日: 2…

『はたらくわたし』

岸本葉子さんの日記エッセイです。sasaeru文庫という、みかけない文庫ですが、成美堂出版の文庫でした。先月、たまたま見つけて購入。職場に置きっぱなしにしていたのですが、ランチに出る時に、パっと手に取って読み始めたら、案の定、結構、おもしろいです…