定例公演@国立能楽堂

「子盗人」と「碇潜」船出之習でした。
「子盗人」は、狂言劇場で万之介さんのを拝見していますが、席が遠かったのと、全体に照明が暗く設定されていたので、今回の方がいろんなところがよく見えました。忠三郎さんは、たぶん初めて拝見したのですが、ズカ ズカ ズカズカズカっとのこぎりを使うところや、赤ちゃんをあやすところがかわいかったですね。しかし、のこぎりまで用意して「借りる」もないもんだと思うんですが(爆)。
「碇潜」。これで「いかりかづき」と読むそうです。潜ると書いてかつぐとはこれいかに???(笑)。お話としては、「義経千本桜」の大物浦の元になった???っていう感じですかね(特に後シテ)。亀井先生お目当てでチケットとったのですが、どうやらあまり上演される機会がない曲らしいです。中入で船の作り物が登場するのですが、引回しを降ろしてみたらあーらびっくり!なんと中から3名様が登場でした。これは小書がついたからだそうですが、別の小書だと、さらに帝を演じる子方ちゃんまで入っているそうです。運ぶのも運ばれるのも大変そうだ・・・。
後はもう、小寺さんの太鼓と亀井先生の大鼓を追っかけていた感じでしょうかね・・・。