2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

落語研究会@国立劇場小劇場

2009年度第1回の研究会。歌彦改め歌奴、市馬、さん喬、扇遊という豪華な顔付けで、どの噺も愉しく聞く。市馬師匠「茗荷宿」のマクラで、茗荷の意味と、なぜ茗荷を食べ過ぎると物忘れすると言われているのかという謂れを初めて知った。なるほど、そういうこと…

『残照』

もうすっかり「安積班モノ」にハマってしまった感じ。『神南署安積班』で予告されていたとおり、ベイエリア分署が復活して、安積班もそして速水さんもまたベイエリア分署ぐらしをスタート! 今回は、暴走族やカラー族?が容疑者と被害者なので、またまた速水…

特別企画公演@国立能楽堂

現在わずかに広島県の一部地域に伝わっているという弓神楽と、梓弓がキーポイントになる「葵上」を見るという、国立能楽堂ならではの試み。 見所に入ると、注連縄と切紙細工でできた絵馬や魚などなどいろんなモノが柱の間に渡された紐からつる下げられて、そ…

『神南署安積班』

書き下ろしと思われる超短編が、効いている! 安積班の面々の人となりがますます浮き彫りになってきて、このシリーズはたぶん、まだまだ当分目が離せなさそうと思った。 場所も、自分に土地勘があるので、いろいろな場面の舞台が浮かんできて、そういう意味…

芸の真髄シリーズ@国立劇場大劇場

花柳寿輔さんと藤間紫さんの競演のはずだった会だが、先月紫さんが急逝されたため、「隅田川」の班女は玉三郎さんが代演。 半分以上は玉三郎さんの「隅田川」見たさだったのだけれど、実際に舞台を拝見すると、寿輔さんの「安達ヶ原」がとてもすばらしかった…

『神南署安積班』

神南署での安積班の短編集。今野さんの短編は初めてかも?神南署安積班 (ハルキ文庫)作者: 今野敏出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2001/12/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (20件) を見る

『警視庁神南署』

「安積班」シリーズの神南署編。ベイエリア分署が交機と高速パトロールの分駐所になってしまったため、新しくできた神南署に班ごと移ってきたという設定。この分署の管轄区域は、それなりに土地勘があるので、結構、いろいろと風景を想像しつつ読んで、あっ…

『イコン』

『蓬莱』がやっぱり面白かったので、引き続き「安積班モノ」番外の『イコン』を読む。今野さんは、元レコード会社社員だったそうで、その関係からか、芸能界がらみの事件を描いた作品が結構多いのだが、今回はなぞのアイドルをめぐる事件。途中で、直感的に…

無印良品週間にひっかかる・・・

お稽古終わりで、大坊さんに行って珈琲をいただき、食料の買出しをするため、老舗スーパーに向かったのだけれど、ふと魔が差して、無印に寄ったのが運の尽き。ネット会員限定の10%オフセール開催中で、さらに先日までプロパーだった春モノの一部がセールにな…

第六期短期能楽教室お稽古

歌舞伎の戻り切符がゲットできないかなぁ???などとムシのいいことを考えていた、千秋楽近辺の週末。戻り切符自体はネットに出ていたけれど、2等と1等しか出てなくて、それも2階のあまりよいとはいい難い席ばかりで、「ああ、今月はご縁がなかったのねぇ」…

狂言公演@国立能楽堂

萬斎さん家の息子さんのお舞台、初めて拝見。さすが、父上からしっかり仕込まれている!っていう感じであった。新作の狂言(の再演)だったが、葛桶(能楽だと床几と呼ぶ?)の上に立ったり、萬斎さんが肩車?したり、常とは違う感じもあって、面白かった。

『蓬莱』

ずいぶん前にノベルズ版を購入したのだけれど、なんとなく読みそびれ、引っ越しの折に処分してしまったのがこの『蓬莱』。徐福伝説と関係があるらしい、というのは当時も知っていたのだけれど、安積警部補シリーズの番外編というのが、ベイエリア分署シリー…

銕仙会青山能@銕仙会能楽研修所

今月のお能は、小早川さんの「盛久」。小鼓に源次郎先生が! ということもあり、拝見。大鼓は原岡さんで、後見に広忠さんが! そして、番組には載っていなかったけれど、柴田先生も途中で後見として登場。ワキは欣哉さんだったし♫ 狂言「二千石」の後見には…

朝イチから

職場のパーティーで某大手ホテルへ。うちの部の仕切りをする人間がなかなかやって来ないので、勝手にあれこれ進める。確かに集合時間には遅れてないかもしれないが、仕切るんだったら、人より早めに来るのが普通じゃない??? 段取りもイマイチだしさ。 全…

「NINAGAWA十二夜」チケット発売日

いやはや、相変わらずWebチケット松竹は、10時には入れない・・・。今日も30分くらい経ってやっとこさ。演舞場は歌舞伎座に比べて、間口が狭いし、奥行きもないので、きっと前回とはまた違った見え方がするような気がする。

四月大歌舞伎@歌舞伎座

今月は、お能のスケジュールが先に決まっていて、歌舞伎座昼の部に行ける日が、ここしかなく、三津五郎さまの荒獅子男之助には、1回しか会えない・・・(泣)。 夜の部にはあまり期待していなかったのだけれど、これがいい意味で期待を裏切ってくれて、大変…

『蓬莱』

ベイエリア分署シリーズが、世間の受けがよくなかったということもあったらしく(ベイエリア分署シリーズの解説で、この件にちょくちょく触れられている)、シリーズはいったん終了したものの、別作品に安積警部補が登場しているということで、それがまた、…

『虚構の殺人者』

ベイエリア分署シリーズ第2弾。だいぶ、個々のキャラがわかってきて、人間模様を楽しむっていう感じになってきた。分署のメンバーだけじゃなくて、隣接する所轄や本庁の人たちも、みな、個性的で、それぞれによい働きをしているなぁ。 巻末の解説を読むと、…

『冬桜ノ雀』

えーーー!? 続きがめっちゃ気になるじゃん・・・。佐伯さん続きを早く世に送り出してくださいねぇ〜!! ところで。「密名」シリーズは、最近どうなってるんでしょう?冬桜ノ雀 ─ 居眠り磐音江戸双紙 29 (双葉文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 双葉社…

『利休にたずねよ』

直木賞受賞作。職場女子が面白かったと言っていたので、読んでみることに。利休にたずねよ作者: 山本兼一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/10/25メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (93件) を見る

『こいしり』

畠中さんの時代小説は(現代モノは読んだことがないので)、ほんわかとした味わいが心地よいなぁ。三人の仲間とその周りを固める人たちのキャラが、ほんと、いいわぁ。こいしり まんまことシリーズ 2作者: 畠中恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/03/2…

銕仙会特別企画講座 囃子の魅力?

春の講座最終回。今回は舞囃子が3番に、先週の銕仙会でシテを舞われた浅見さんのお話を聞くという構成。 最初に浅見さんが序の舞を舞われ、続いて銕之丞先生、最後に鵜沢光さん。浅見さんの舞は、間がゆっくりな時に、力をどう自分の中に引き込むというか溜…

『冬桜ノ雀』

帰りに本屋に寄って、びっくり! 磐音さんの新刊が!? 思わず奥付確認しちゃったよ・・・(笑)。幸か不幸か、ツボちゃんの本はエッセイ集なので、中断して、さっそくこちらにとりかかる。なんか、忠臣蔵を髣髴とさせるじいさんが・・・(笑)。冬桜ノ雀 ─ …

第六期短期能楽教室お稽古

今日が初参加というお仲間が3名さま。よかったぁ〜。いきなり、人数が半分になってしまうのかと、アセっていたので、ほっとする。 「熊野」クセのお謡いをまずはお稽古していただき、それからお仕舞。初めての方が3人ということで、最初からもう一度お稽古し…

『人声天語』

「文藝春秋」誌に連載中の時事評論?をまとめたもの。よもや文春新書で出るとは思わず、意表をつかれた(笑)。このところ、坪内道はサボリっぱなしなのだが、やっぱりツボちゃんの視点は面白いなぁ。人声天語 (文春新書)作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 文…

『硝子の殺人者』

読み始めて「あれ、間にもう1冊か2冊、はさまってる??」と思ったら、関口苑生さんの解説を読んでこれが、シリーズ3作目ということが・・・。まぁ、一応、各巻独立した話なので、それほど問題はなかったけどね。 今回は、芸能界が舞台。どうも、実在の人物…

能楽現在形@宝生能楽堂

「望月」シリーズもいよいよ最終回。地下鉄の駅から地上出口に向かっているとき、「アレ???」と思ったら忠雄先生がわたしの前で階段を上がっていらっしゃった。 チケットを出そうと、封筒を取り出すと、なんと日経能楽鑑賞会の案内封筒・・・。げ、チケッ…

『硝子の殺人者』

今野敏の「東京ベイエリア分署」シリーズのつづき。そういえば、今日から「ハンチョウ」もスタートか・・・。硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)作者: 今野敏出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2006/09/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック…

『今朝子の晩ご飯』+『結城紬』

先日、新刊が出たのにやっと気づいた『今朝子の晩ごはん』。今回は直木賞受賞後の多忙の中でも、ちゃんとQPをごらんになり晩ごはんを作っていらっしゃり、なおかつ、週に一度の乗馬もかなりきっちりと通っていらっしゃる! そして、亀ばなしもあれこれ。2008…

『哀国者』

いやぁ、まいりました。ある程度の予想はついたのだけれど、よもやここまでとは!?という展開に、すっかりヤラれてしまった。吉野仁さんの解説を読むと、まだ続きがあるそうなので、早く出ないかなぁ〜と首を長くしているところ。哀国者 (講談社文庫)作者: …