特別企画公演@国立能楽堂

現在わずかに広島県の一部地域に伝わっているという弓神楽と、梓弓がキーポイントになる「葵上」を見るという、国立能楽堂ならではの試み。
見所に入ると、注連縄と切紙細工でできた絵馬や魚などなどいろんなモノが柱の間に渡された紐からつる下げられて、その下には弓や太鼓なども飾られている光景がパっと目に飛び込んできて、びっくり! 思わずiPhoneで写真を撮った(笑)。
最初に、弓神楽の上演があり、その後に玄祥先生の「葵上」梓之出 空祈という番組。今回は、山本さんがツレだし、地謡は銕之丞先生以下の銕仙会メンバーだし、六郎兵衛さんのお笛に、源次郎先生と助川さんだし!と、かなり好きなメンバーが勢ぞろいのお能であった。
玄祥先生と山本さんの連吟のところ、うわなり打ちや、ワキとシテの対決、どれもこれもすごく面白かった。
囃子も普段あまり聴くチャンスがなかった河村さんの大鼓も含め、すごくよかったし。
満足満足であった。