2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『お江戸風流さんぽ道』

杉浦日向子さんの本を久しぶりに。江戸時代のことって、知っているようで知らないことが、まだまだたくさんあるなぁと、至極当然のことを、日向子さんの本を読むたびに感じる。 今朝も「花見」についての項目を読んでいて「上方の花見は、深山に分け入って1…

落語研究会40周年記念古今亭志ん朝追悼落語会@国立劇場小劇場

これは、29日開催だったのですが、夜中に書いたら、日付がすでに変わっておりました・・・。コメントをいただいたので、こちらの日付分も生かします。 「古今亭志ん朝DVD全集」下巻の発売直前ということで、それにちなんだ落語会。志ん朝一門の朝太・志ん輔…

落語研究会@国立劇場小劇場

一琴師匠の「鬼の面」。まるで初めての噺だったけれど、ほのぼのとしていて、いい噺だなぁ〜。一琴師匠、やっぱり好きな噺家さんのお一人だというのを、改めて確認。が、なかなか独演会には伺えず・・・。 花緑師匠は、前回「おせつ徳三郎」をなさって、今日…

落語研究会40周年記念古今亭志ん朝追悼落語会@国立劇場小劇場

「古今亭志ん朝DVD全集」下巻の発売直前ということで、それにちなんだ落語会。志ん朝一門の朝太・志ん輔・志ん橋師匠と、所縁のある歌武蔵・正蔵の5人の噺家さんが出演した。朝太さんは、今までご縁がなくて、たぶん初見に近いと思う。いい意味で綺麗な芸風…

Yonda!のエコバッグ

かれこれ10日ぐらい前に、無事、3種別のエコバッグが到着した。いっぺんに3つ分応募したので、さすがに、気付いて全部違う柄にしてくれたのか? たまたまなのか? とりあえず、1種類をただいま愛用中。

『銀座開化おもかげ草紙』

松井今朝子さんの文明開化もの。最初の数十ページは、なぜかノレなくて、途中で放置していたのだけれど、ふと思い直し、再度読み始めると、面白い。主人公の元御家人の次男坊が、わけもわからず、銀座の煉瓦街に住むことになる。そこに彼を住まわせたのは、…

『今なぜ白洲正子なのか』

週刊朝日の元編集長だったという筆者は、白洲正子の晩年に付き合いがあったとのこと。彼女が書いたもの、実際に見たり聞いたりしたことを、彼女の生い立ちに沿ってなぞって行く。「エ?!」と思うような誤字がいくつかあって、こういうのがあると、内容まで…

『文楽のツボ』

ああ、もっと早く読んでおけばよかった・・・。文楽だけじゃなくて、歌舞伎の義太夫モノを見る時にも参考になる内容。著者としては、続編も書きたいという意欲があって、敢えて「忠臣蔵」はこの本からは外したとのこと。たしかに、新書の分量で、「忠臣蔵」…

朝から、外仕事。出がけにいきなりトラブルの報告が・・・。まぁ、現場でなんとかするしかないでしょう。トラブルもまぁなんとか、という感じでひとまず、終了したものの、その後の準備がまったく足りていないことが・・・。朝イチの部分だけでお役御免のは…

見ました「芸花」

朴清先生の特集、帰宅してから見ました。喜三久先生がゲストで、ほかにVTRで芝翫さんと勝三郎さんがコメントを寄せていらっしゃいました。「道成寺」が古典芸能鑑賞会の時のものでタテ唄が五郎治先生、「島の千歳」が佐登代先生、「船弁慶」と「勝連」は宮田…

ござる乃座@宝生能楽堂

年2回で、今回が40回ということは、20年続けていらしたということか・・・。パンフのご挨拶のところで、「今後の開催について、ちょっと考えたい」というようなことが書かれていたけれど・・・。 今回は、和泉流の専有曲2曲とのことで、「咲嘩」と「歌仙」。…

今日の「芸花」は朴清先生!

来週の情報を先にUPしてしまったが、今日の「芸能花舞台」も朴清先生の特集だわ! さっそく、録画予約を〜!! http://www.nhk.or.jp/hanabutai/yotei.html 先に10月の予定が出てくるが、スクロールすると9月の予定もアリ。

銕仙会青山能@銕仙会能楽研修所

青山能には、國和さまがご出勤だし、仕舞が銕之丞先生だし、ということで、仕事をなんとか切り上げ、銕仙会へ。いつもの位置にお教室の先輩がいらしたので、隣に座らせていただく。始まるまで、最近の芝居やらお能の話をあれこれと。 今日は、欣哉さんが出勤…

「芸能花舞台」で「喜撰」が!!

三津五郎さまの公式HPの告知によると、10月2日(木)の「芸能花舞台」で「喜撰」がOAされるとのこと! ワーイ!! 今月のスケジュール

『面影小町伝』

なんか、どっかで遭ったことある人だなぁ〜と思ったら、『風流冷飯伝』で出てきた人たちだったよ・・・(汗)。今回は、お江戸が舞台のせいか、歴史上の有名人が続々登場! 相変わらず田沼意次はワルい奴だった。「剣客商売」以外で、田沼がよいイメージで描…

白洲次郎・正子の世界展@松屋GINZA

今日が最終日、ということで、歌舞伎座昼の部の後、滑り込み。能装束以外は、きものは出ていないということは聞いていたので、とりあえず、能装束を目指して、会場を進む。 能装束も、2点のみ。緋色地に金の摺箔の厚板?の緋色がとても美しいまま、保存され…

「Sony meets KABUKI」展@ソニービル

この秋山田洋次監督によるシネマ歌舞伎「文七元結」が公開されるのに合わせて、銀座のソニービルで開催中のイベントを見に行ってみた。ビル全体も、歌舞伎の定式幕の色でラッピングされている。1回の入り口を入ったところに、大型のモニターがあり、このイベ…

秀山祭九月大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

昼の部は、「竜馬がゆく」と「ひらかな盛衰記」、そして「日本振袖始」。 「竜馬がゆく」は去年の続編。亀ちゃんのおりょうさん、染五郎さんの竜馬、松緑うんの中岡、どれもよかった。舞台装置や転換の方法なども、歌舞伎座の機構を十分に活かして、目に新し…

灯台下暗し書店にて

単行本の時に、気になっていながらスルーしてしまった本が、文庫化されるというのを、ネットで情報ゲット。二列目の人生―隠れた異才たち (集英社文庫)作者: 池内紀出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品…

短期能楽教室第5期お稽古 補講

今月は、観劇予定を入れたのが、お稽古日決定以前だったため、休日のお稽古がことごとく予想外れとなってしまった・・・。ということで、第5期が始まったばかりだというのに、補講をしていただくことに。 最初に、ちょっと某プロジェクト?の打ち合わせをさ…

朝、母から電話で「今日は、夕方大雨になるって天気予報で言ってるから、来なくていいわ」と。まぁ、あちらがそうおっしゃるならと、実家行きは中止。昼ごろから確かに、雨がひどくなった。 薄物のきものや帯を片付けつつ、お手入れプランを考える。それから…

ぼんじゅう亭出囃子

演舞場の後、世田谷へ。ぼんじゅう亭の出囃子三味線のお手伝いに。太鼓が上手く上がらなくて、音がだいぶへたってしまった・・・。やっぱり2ヶ月に1回しかやらないと、ダメだなぁ・・・。今日はレギュラーメンバーのみで、皆様結構たっぷりの高座だった。最…

新秋九月大歌舞伎昼の部@新橋演舞場

昼の部は「源平布引滝」と「枕獅子」。座組が小さめなせいか、密かにご贔屓!な皆様にいいお役がついていて、ちょっと嬉しい。 「源平布引滝」は、竹生島遊覧がついたことで、小万の腕が切り落とされる経緯がはっきりわかって、ちょっと得した気分。しかし、…

灯台下暗し書店にて

午後の予定がコロっと変わったので、暇を見つけて灯台下暗し書店へ。平安貴族の装束についての本とのことで、気になりながらも「ま、あんまり関係ないか・・・」と思っていたのだけれど、お能には平安朝の人たちがいっぱい出てくるのに、狩衣とか水干とかよ…

国立能楽堂開場25周年記念公演第四日@国立能楽堂

狂言「川上」と能「三輪」神遊の二番。「川上」は、万作先生、「三輪」は友枝昭世さんという、人気実力を兼ね備えた主演者のそろい踏み。 友枝さんの「三輪」は、美しくて格調高いお能だった。前シテの時にかけていらした面が、とても美しく、ちょっと友枝さ…

赤坂大歌舞伎@赤坂ACTシアター

演目は、「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」と「棒縛り」。2階席の真ん中あたりの段から見ていたので「この人、誰?」という方が・・・。休憩の時にプログラムを入手して確認したら、なんと段治郎さんだった。 「狐狸狐狸ばなし」は、肩の凝らないお芝居だけれど…

『幻視の座』

ついに読み終えてしまった・・・。 土屋恵一郎さんが、今までにご覧になったお舞台の中から選んで、閑先生に「ここが聞きたい」と思ったことを聞き出している。特に、個別の作品についての部分を読んでいると、見る側の基本になること、というのが見えてくる…

第5期短期能楽教室お稽古1回目

第5期のお教室がいよいよスタート。先生には、発表会の後もリアルで2回ぐらいと、お舞台2回拝見しているので、それほどお久しぶりな感じはないが、なにせ、発表会の後はほとんどな〜んにもしていなかったので、マズいな・・・。 平日夜なので、人数少なめ(…

珍しく、仕事以外になにもない一日。「さて、そろそろ帰ろう」と思っていたら、若者から「すみません、今週末の◯◯のデータがまだUPされてないんですが・・・」とのご指摘。すっかりうっかりしていた、月イチのルーティンワークであった。とはいえ、ひな形は…

『幻視の座』

閑先生だ〜い好き!なのに、この本の情報は、とあるBlogで教えていただうまで、知らなかった。そういえば、お能のBlogでも、ほとんど話題に上っていない気が・・・。ま、版元が岩波だし、国宝とはいえワキ方の聞書きだし、ってことなのかなぁ??? 帰りに、…