『幻視の座』

閑先生だ〜い好き!なのに、この本の情報は、とあるBlogで教えていただうまで、知らなかった。そういえば、お能のBlogでも、ほとんど話題に上っていない気が・・・。ま、版元が岩波だし、国宝とはいえワキ方の聞書きだし、ってことなのかなぁ??? 
帰りに、大坊珈琲にて一休みしながら、読み始めたら、いやはや、これがとても面白い!! 閑先生のおじい様(閑先生はおじい様の新さんのことを「じぃじ」と呼んでいらっしゃるというのがまた、なんとも、微笑ましくてよいエピソード)と六代目がとても仲良しで、新さんは歌舞伎もしょっ中ご覧になっていた、というのがとても意外。お能と歌舞伎の交流は、戦前はあまりなかったか、あってもお能が上で歌舞伎が下につくような形なのかと思っていたが、少なくともこの二人は仲良しだったみたいだ。そして、新さんは六代目の芝居を見たことで、能のワキ方に革命を起こした、ということらしい。いやはや、続きが気になる!!