読書中

『歌舞伎の中のニッポン』

積ん読の山に紛れ込んでいたのを、やっと発掘(汗)。松井さんならではの視点があちこちに散りばめられている1冊です。歌舞伎の中の日本 (NHKブックス)作者: 松井今朝子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2010/03/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 …

『おみごと手帖』

毎年恒例の、中野翠さんの「サンデー毎日」連載1年分をまとめたコラム集が、今年も無事に出た。出版不況といわれている昨今だけに、ちょっと不安だったんだよねぇ、今年も出るかしら???と。 この1冊を読みながら「ああ、これも今年だったんだ」とか「え、…

『舞台観察手引草』

さっそく、読み始め。義太夫狂言の型について書かれた本で、著者は文士劇で何度もこれらの役を演じたことがあるとのこと。昔は、見る方も詳しい人がたくさんいただろうから、素人芝居といえども、かなり本格的に演じていたのであろうことは想像できる。残念…

『秀十郎夜話』

初代吉右衛門の黒子を勤めた、中村秀十郎の芸談集。馬の脚のことなどは、珍しいのではないかしらん?秀十郎夜話 (冨山房百科文庫)作者: 千谷道雄出版社/メーカー: 冨山房発売日: 1994/09/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件)…

『夢野久作の能世界』

このところ、歌舞伎の本が多かったので、能の本も、ということで取出したる1冊。夢野久作の能世界―批評・戯文・小説作者: 夢野久作出版社/メーカー: 書肆心水発売日: 2009/10メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る

『もっと!、「半七」』

刊行時に即購入したのに、積ん読の山にまぎれてしまっていた、北村薫さんと宮部みゆきさんセレクトによる「半七捕物帳」のアンソロジーを、ようやく発掘。もったいないので、またまた“一日一半七”になりそうだけどwwwもっと、「半七」!―半七捕物帳傑作選…

『渡辺保の歌舞伎劇評』

保さんの劇評を読みつつ、勘三郎襲名のことなど、思い出している。やはりあの「京鹿子娘道成寺」は良かったよなぁ〜。渡辺保の歌舞伎劇評作者: 渡辺保出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2009/12/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (…

『渡辺保の歌舞伎劇評』

2004年7月〜2008年12月までの劇評。『批評という鏡』の続編、ということでいいのかな? 前著はマガジンハウスだったけど、今回は角川さん。角川選書から夏頃に新刊が出ていたので、その辺のからみかもね。いきなり、三津五郎様がホメられていて「わお!」と(爆…

『役者のごちそう』

戸板先生の本を再編集した1冊。脇の人たちについての文章に、現在の役者さんたちとつい、いろんな意味で比べてしまう…。主役から脇、端役にいたるまで役者が揃った芝居は、まさにごちそうであるなぁ。名優のごちそう作者: 戸板康二出版社/メーカー: 皆美社発…

『続・文楽の研究』

今月は、文楽が来てるじゃん!ということで、ちょうど積ん読本の山から発掘されたwこの本を読み始める。正編はちょっと最初のほうが読みにくかったのだけれど、続編は最初から楽しく読めるね。三宅周太郎の文体になれたからなのか、内容的に入ってきやすい…

『歌舞伎よりどりみどり』

編集工房ノアさんの本なので、買ってみた1冊。カラーの水彩画がふんだんに配置されていて、目にも楽しい。 川浪春香『歌舞伎よりどりみどり』(編集工房ノア)

『小沢昭一的新宿末廣亭十夜』

積ん読本の山からひょっこりと顔を覗かせたのが、この1冊。ちょうど、東京やなぎ句会の本を読んで、小沢昭一さん、やっぱりいいよなぁ〜と思っていたので、次の家読み本は、これに決定。小沢昭一的新宿末廣亭十夜作者: 小沢昭一出版社/メーカー: 講談社発売…

『ベストセラーだって面白い』

買ったまま積ん読の山に埋もれていたのを、発掘。岡崎さんの視点が利いてるなぁ。ベストセラーだって面白い作者: 岡崎武志出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/02/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 87回この商品を含むブログ (17件) を見る

『悪への招待状』

なんだか読むきっかけがないまま、積ん読の山に隠れていたのが、ひょっこり出てきたので読み始める。いまさら気づいても遅いんだけど、「三人吉三」を中心に幕末の庶民たちについての考察が展開されるみたいで、演舞場に行く前に読んでおけばよかった・・・。悪…

『相剋』

磐音さんを読み終えちゃったので、今度は清之助くん。っていうか、いつの間にかこっちのシリーズは、惣三郎さんが脇にまわっちゃったよねぇ。またもやよその家の騒動に巻き込まれ"かほり"が・・・。相剋―密命・陸奥巴波〈巻之二十一〉 (祥伝社文庫)作者: 佐伯泰…

『侘助ノ白』

もう佐伯さんもキリがないから、いいか・・・と一度は思ったのだけれど、磐音さんはやっぱりキニナルよ。正月にまたNHKさんがスペシャルやるらしいし。ということで、さっそく読み始める。前の巻の展開すっかり忘れてたから、いきなりデブ軍鶏くんの話から始…

『五・七・五句宴四十年』

扇橋じーちゃん、いや宗匠をはじめ、小三治師匠や米朝師匠、小沢昭一さん、矢野誠一さんたちの「東京やなぎ句会」が始まってから今年40周年、ということで、それを記念して皆さんの思い出話と俳句をまとめた一冊。 こういう仲間がいたら、俳句もまた楽しかろ…

『夜叉桜』

前作弥勒の月 (光文社時代小説文庫)作者: あさのあつこ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/08/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (23件) を見るが結構面白かったので、文庫化された続編も。

『江戸東京落語散歩』

あー、月末は小満ん師匠の「宮戸川(下)」だ!と、何度目かの思い出し(汗)。それまでに読もうということで、読み始め。「東京かわら版」の連載は、まじめに読んでなかったので、ほぼ初見状態でござる。江戸東京落語散歩--噺の細道を歩く作者: 柳家小満ん…

『Twitter社会論』

さっそく、ランチを食べながら津田さんの本を読み始める。

『「噂の真相」トップ屋稼業』

職場においてあった未読本の中から、ちょっと系統の違う本を選んでみた。とはいえ、これも「文庫本を狙え!」のお題本ではあるのだけれど。「噂の眞相」トップ屋稼業 (河出文庫)作者: 西岡研介出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/07/03メディア: 文…

『うらなり』

昨日、清方さんの『明治の東京』を購入したので、引き続き清方さんを読もうかと思っていたのだけれど、持って出たのはもう1冊昨日購入した方だった。うらなり (文春文庫)作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/11/10メディア: 文庫 クリック:…

『四百字十一枚』

次の家読み本は、先日、ほかの本を探していて発掘された(汗)坪内本。とっくに読んでいてしかるべき本なんだけどなぁ・・・。四百字十一枚作者: 坪内祐三出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/09/11メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2…

あれとこれとそれがつながる・・・

このところ、家では坂崎重盛さんの『東京読書』を読み、外では鏑木清方の『こしかたの記』を読み、先日読み終わった種村季弘さんの『雨の日はソファで散歩』のノート取りをする、という日々。するとまぁ、最近読んだ本の中に出てきたあれこれがつながるつな…

『iPhone情報整理術』

今までに見かけたiPhone本にくらべると、基本的な操作方法などは思い切ってカットされていて、そこから先、iPhoneをどう使いこなすのか、というのに絞った内容。たしかに、ここまで徹底的にやれば、紙モノが減らせるだろうなぁとは思うけど、本を裁断してス…

『東京読書』

坂崎重盛さんの新刊を読む前に、「あ、まだアレを読んでなかった!」ということで。最初からいきなり、最近読んだ本とつながる話がアレコレ出てきて、いやはやびっくり。これもまた、もっと早く読むべき本であった・・・。東京読書―少々造園的心情による作者: …

『こしかたの記』

持ち歩き本を何にしようか、とちょっと悩んだのだが、子規を読んだ影響からか、明治の東京つながりで、これを読む事に。こしかたの記 (中公文庫)作者: 鏑木清方出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/05メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブ…

『仰臥漫録』

1冊読み終えても(といっても、途中から読んだのだけど)まだ、「蜘蛛の拍子舞」の開場時間にはならず、かばんの中を探ったら出てきたのが、先週の「文庫本を狙え!」のお題本。さっそく読みはじめる。 扉には、最近発見された子規が描いた絵などがカラーで…

『雨の日はソファで散歩』

帰宅して、さっそく坂崎さんの本を読むつもりだったのだけれど、なぜかその前に未読の坂崎さんの本を読もうと、積ん読の山を見ると一番上に、今はなき東京ランダムウォーク(赤坂店で買ったはず)のブックカバーがかかった単行本。「これなんだっけ?」と表…

『風景十二』

「en-taxi」の連載の単行本化。とびとびには読んでいるのだけれど。それにしても、ツボちゃん、ほんと、記憶力がハンパじゃないなぁ…。風景十二作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2009/10/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 155回この商品…