読書中

『狂言じゃ、狂言じゃ!』

茂山千之丞さんは、あまりお舞台を拝見した事がないなぁ、そういえば。京都の方だからなぁ。国立能楽堂で「船弁慶」のアイをなさっていたのが、印象に残っている。狂言じゃ、狂言じゃ! (文春文庫)作者: 茂山千之丞出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/01…

『銀座に生きる』

銀座で飲食店を経営しつつ、俳人としても活躍された鈴木真砂女さんの著書。俳句がらみでちょっと読んでみようかと。銀座に生きる (角川文庫クラシックス)作者: 鈴木真砂女出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/11メディア: 文庫購入: 1人 この商品を含むブ…

『今朝子の晩ごはん 環境チェンジ篇』

読みかけの本を持って出るのを忘れたので、かばんの中に入っていたコレを。今朝子の晩ごはん―環境チェンジ!篇 (ポプラ文庫)作者: 松井今朝子出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2009/10/10メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る

『少年になり、本を買うのだ』

桜庭一樹さんが、創元社のサイトで連載している読書日記の書籍化。現在、単行本は2まで刊行されている。坪内道にまた戻りつつあるわが読書生活には、桜庭さんが読んでいる本の系統は、ちょっと違うのだけれど、作家の日常を垣間見る「日記」の部分も面白いの…

『きつねのはなし』

森見登美彦作品ということで、『夜は短し歩けよ乙女』的なものを期待していたのだけれど、それとはちょっと違う系統の作品だった。うーん、わたしはイマイチかな…。きつねのはなし (新潮文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06/27メデ…

『たべるしゃべる』

結構前に買ったまま、放置してあった(汗)1冊。それにしても、高山さん、あっという間にずいぶん本が出てるのねぇ。たべる しゃべる作者: 高山なおみ出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 2006/07/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商…

『日々の100』

「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さんのエッセイ集。そういえば、カウブックスって近場にあるのに、まだ行ったことないなぁ。今度、休みの日にのぞきに行ってみよう。日々の100作者: 松浦弥太郎出版社/メーカー: 青山出版社発売日: 2009/03/26メディア: …

『武士道エイティーン』

文藝春秋のサイトで連載されていたのは、結局読まないまま、単行本化されたのを先月、購入していた。今回は若草色?の装丁。で、やっと積ん読の山から取り出して、読み始める。武士道エイティーン作者: 誉田哲也出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/07メ…

『二代目』

毎日新聞の演劇記者・児玉祥子さんによる、当代吉右衛門さんの聞き書き。幼少時代の話などは、ご本人の著書『半ズボンをはいた播磨屋』などで読んでいた話も多いが、東宝へ移籍したあたりからの話は、あまり知らなかったので、興味深く読んだ。 菊田一夫に「…

『文壇』

さっそく坪ちゃん効果で、『文庫本玉手箱』に出ていた野坂昭如のエッセイが、我が家の山脈の目立つところにあったので(笑)、読み始める。文壇 (文春文庫)作者: 野坂昭如出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 17回こ…

『文学の器』

yomunelさんの日記で、坪ちゃんが座談に参加しているというのを知って、購入した1冊。読み始めて「あ、en-taxiのあの座談か!」と気がついた… (-_-;) 文学の器作者: 坂本忠雄出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2009/08/08メディア: 単行本 クリック: 16回この…

『文庫本玉手箱』

坪内さんの週刊文春での連載「文庫本を狙え!」を単行本にまとめたものの最新刊。最近、本屋の立ち読みチェックも滞りがちだったので、初見のものが多い(汗)。文庫本玉手箱作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 1…

『角川春樹句会手帖』

「en-taxi」で連載の句会記が、単行本化されているなぁ〜と思ったのだが、刊行当初はあまり興味もなく、スルーしていた。最近、俳句に興味が出てきたので、ゲット。角川春樹という人は、なんとなく避けていたのだけれど、この句会記を読むと、なかなか面白い…

『知に働けば蔵が建つ』

Blogは時々拝読している内田樹さん。活字を読むのは初めて。たぶん、寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/06/20メディア: 新書購入: 43人 クリック: 418回この商品を含むブログ (341件) を見るは、どっか…

『ストリートワイズ』

坪ちゃんの処女作の文庫化。もうしばらく前に出たのだけれど、本屋さん視回りをこのところサボっていたので、やっと購入。ちょうど『「でっけえ歌舞伎」入門』を読み終えてしまったので、再読しはじめた。 やはり、冒頭の文章が好き。ストリートワイズ (講談…

『櫓の正夢』

大南北を、その弟子の目から描いた小説。まだ途中までしか読んでないが、たぶん、「東海道四谷怪談」を南北が書くというのが、ストーリーの山なんじゃないかな? 「藤岡屋日記」のこととかも出て来て、またまたイモヅルが始まりそうな予感(ただし、肝心の本…

『へうげもの 二服』

本能寺の変って、そういうことだったの???という展開。これって、もともとそういう説があったのかなぁ? それとも、みなもと太郎先生と同じで、作者の独自の視点? 先が気になる〜!!!っていう感じでもないけど、ダラダラ月イチぐらいで読んでみようか…

『風刃の舞』

たすけさんとこの間会ったときに「長谷川卓、読んだことある? ないんなら、ちょっと読んでみてよ」と言われて、Amazonで注文したのだが(灯台下暗し書店では、発見できず)、この前実家に行ったときに、帰りに読もうと持参したら、うっかり置き忘れてしまっ…

『半七捕物帳(2)』

結局、勢いづいて、手近にあった2巻を読んでいる。でもやっぱりもったいないから、一日一半七にしておこう・・・(笑)。半七捕物帳〈2〉 (光文社時代小説文庫)作者: 岡本綺堂出版社/メーカー: 光文社発売日: 2001/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: …

『幸田文 きもの帖』

このところ、きものを着る機会がめっきり減ってしまったのだけれど、そろそろ(って、時期としてはあまりよくないけどね)また着ようかなと思い、勢いをつけるため?もあり、読み始める。 父・露伴から仕込まれた、文のきものに対する考え方、対し方というの…

『落葉籠(上)』

このところ、小説読みが多かったので、ちょっとそれ以外も、と思い持ち歩き本に。いきなり最初の「朝顔日記」が文楽でおなじみの「生写朝顔日記」にまつわる文章で、「わ、9月に文楽で出るのよねぇ、すばらしいタイミングだわ!」と。森銑三って、もっと小…

『音のない記憶』と『夜は短し歩けよ乙女』

全然違うジャンルの2冊。他にも読みかけの本があるんだけど、どっちも早く読みたかったので、つい、手をつけてしまった・・・。音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治 (角川ソフィア文庫)作者: 黒岩比佐子出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2009/05/23…

一日一半七

『ランプの下にて』を読み始めたせいか、「半七捕物帳」が読みたくなり、『読んで、「半七」!』を1日1話ずつ読むことに。 一通りは読んでいるのだけれど、すっかり忘れてしまった話も、多分いろいろあるんだろうなぁ・・・。芝居になった「春の雪解」とか…

『明治劇談 ランプの下にて』

『空飛ぶ五代目菊五郎』が面白かったのと、その中で何度か引用されていたのを読んで、そういえば!と思い立ち(今頃ではあるが・・・)岡本綺堂の『ランプの下にて』を読み始める。明治劇談 ランプの下(もと)にて (岩波文庫)作者: 岡本綺堂出版社/メーカー: …

『夏の椿』

行方不明になった甥を探す主人公。放蕩の末に家を飛び出して、刀の目利きと口利き、剣術道場で教えるなどして生活を立てているらしい。甥は彼と似た境遇にあったよう。そこに田沼が絡んできて・・・。 時代モノの悪は田沼が一手引き受けっていう感じだなぁ・…

『神南署安積班』

神南署での安積班の短編集。今野さんの短編は初めてかも?神南署安積班 (ハルキ文庫)作者: 今野敏出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2001/12/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (20件) を見る

『蓬莱』

ベイエリア分署シリーズが、世間の受けがよくなかったということもあったらしく(ベイエリア分署シリーズの解説で、この件にちょくちょく触れられている)、シリーズはいったん終了したものの、別作品に安積警部補が登場しているということで、それがまた、…

『虚構の殺人者』

ベイエリア分署シリーズ第2弾。だいぶ、個々のキャラがわかってきて、人間模様を楽しむっていう感じになってきた。分署のメンバーだけじゃなくて、隣接する所轄や本庁の人たちも、みな、個性的で、それぞれによい働きをしているなぁ。 巻末の解説を読むと、…

『利休にたずねよ』

直木賞受賞作。職場女子が面白かったと言っていたので、読んでみることに。利休にたずねよ作者: 山本兼一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/10/25メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (93件) を見る

『冬桜ノ雀』

帰りに本屋に寄って、びっくり! 磐音さんの新刊が!? 思わず奥付確認しちゃったよ・・・(笑)。幸か不幸か、ツボちゃんの本はエッセイ集なので、中断して、さっそくこちらにとりかかる。なんか、忠臣蔵を髣髴とさせるじいさんが・・・(笑)。冬桜ノ雀 ─ …