読書中

『人声天語』

「文藝春秋」誌に連載中の時事評論?をまとめたもの。よもや文春新書で出るとは思わず、意表をつかれた(笑)。このところ、坪内道はサボリっぱなしなのだが、やっぱりツボちゃんの視点は面白いなぁ。人声天語 (文春新書)作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 文…

『硝子の殺人者』

今野敏の「東京ベイエリア分署」シリーズのつづき。そういえば、今日から「ハンチョウ」もスタートか・・・。硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)作者: 今野敏出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2006/09/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック…

『今朝子の晩ご飯』+『結城紬』

先日、新刊が出たのにやっと気づいた『今朝子の晩ごはん』。今回は直木賞受賞後の多忙の中でも、ちゃんとQPをごらんになり晩ごはんを作っていらっしゃり、なおかつ、週に一度の乗馬もかなりきっちりと通っていらっしゃる! そして、亀ばなしもあれこれ。2008…

『哀国者』

昨日、たまに行く書店でゲットできたので、今日から持ち歩きは『哀国者』に。『逸脱者』のラストシーンから始まるのだけれど、やっぱりこれは、切ないわ・・・。哀国者 (講談社文庫)作者: グレッグ・ルッカ,飯干京子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/…

『二重標的』

警視庁安積警部補シリーズの1巻目。今期、ドラマ化されるとのことで、書店にシリーズが平積みになっているので、気になっていたシリーズ。『哀国者』が買えなかったので、かわりに読んでみることに。二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署 (ハルキ…

『こいしり』

『まんまこと』の続きとのこと。あやかしは出てこないけど、これもまた好きなシリーズなので、うれしい。

『逸脱者』(下)

上巻ですでに、十分驚いたはずなのに、下巻もまた眼が離せない展開が・・・。ルッカって、上手いなぁ・・・。逸脱者(下) (講談社文庫)作者: グレッグ・ルッカ,飯干京子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/01/13メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含む…

『逸脱者』(上)

『暗殺者』の訳者あとがきによると、えーーー!?という人をアティカスは守るらしいのだけれど、さて、どこでその人は登場するのかな??? 『暗殺者』の事件の後、イギリスの皇族の警護を派手に成功させた結果、アティカスたちの事務所とメンバーのひとりひ…

『耽溺者』

続きが気になるのを見越して、『耽溺者』も買ってあってよかった!(笑)。4作目は耽溺者 (講談社文庫)作者: グレッグ・ルッカ,古沢嘉通出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/02/15メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (23件) を見るどうやら…

『暗殺者』

すっかり、ルッカにはまった感じ。アティカスが今度巻き込まれるのは、いったいどんな事件なのか? のっけはまずは小手調べみたいな警護をしてるけれど、これで済むわけもなく・・・。暗殺者 (講談社文庫)作者: グレッグ・ルッカ,古沢嘉通出版社/メーカー: …

『辰巳屋疑獄』

松井今朝子さんの大阪を舞台にした作品。今のところ、芝居は関係なさそうだな・・・。辰巳屋疑獄 (ちくま文庫)作者: 松井今朝子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/09/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る

『奪回者』

『守護者』が面白かったのに味をしめて、続けてグレッグ・ルッカを読むことに。奪回者 (講談社文庫)作者: グレッグ・ルッカ,古沢嘉通出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/11/15メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る

『守護者』

結局『元禄忠臣蔵』は読み終えられないまま、舞台を見てしまった・・・。面白いんだけど、なぜか他の本を読みたくなっちゃったんだよなぁ・・・。ま、引き続きこっちも読むということで。 たまたま積ん読の山から発掘されたグレッグ・ルッカの『守護者』。久…

『異館』

今回のタイトルは、パッと見、内容が読めないなぁ。吉原の再建はまだ終わっておらず、相変わらず仮宅での営業中。今度はどんな難題が?異館―吉原裏同心〈11〉 (光文社時代小説文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/03/12メディア: 文庫購…

『螺鈿迷宮(下)』

バチスタ事件とはまた違うストーリー。でも白鳥をはじめ、共通の登場人物もいるし、話としてもつながっているところもあり。 ブラックペアンも読みたくなってしまうよなぁ・・・(笑)螺鈿迷宮 上 (角川文庫)作者: 海堂尊出版社/メーカー: 角川グループパブ…

『螺鈿迷宮(上)』

調子が出るまでちょっと時間がかかったが、それからは順調に読みすすむ。氷姫はなるほど、ここでこういう風に登場していたのね!の展開。

『元禄忠臣蔵』

今月の歌舞伎見物の予習ということで、岩波文庫版で読み始める。大石はつい、吉右衛門さんを思い浮かべながら読んでしまうなぁ。元禄忠臣蔵〈上〉 (岩波文庫)作者: 真山青果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1982/08/16メディア: 文庫 クリック: 3回この商…

『闇色のソプラノ』

持ち歩き本を何にしようかと思ったのだけれど、積ん読の山から北森鴻さんの本が出てきたので、久々に。闇色のソプラノ (文春文庫)作者: 北森鴻出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/10メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (20件) を見る出だ…

『歌舞伎美論』

家読み本を何にしようか、しばし考えたのだけれど、河竹先生つながりで行って見ることに。歌舞伎美論作者: 河竹登志夫出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1989/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る岸田劉生の同名の歌舞伎美論 (1951年…

『大浪花別嬪番付』

海坊主の親方といえば、枝雀師匠!なのだ。原作を読んでいても、枝雀師匠の顔と声が思い浮かぶなぁ。大浪花別嬪番付―なにわの源蔵事件帳〈1〉 (小学館文庫)作者: 有明夏夫,細谷正充出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/07メディア: 文庫 クリック: 2回こ…

『弥勒の月』

あさのあつこは、北上次郎さんの評価も高いのではあるが、いかんせん少年少女が主人公の作品を読む気分になかなかなれず、パスしていた。が、時代小説があるということがわかって、読んでみることに。 人物造形、ストーリーの展開ともに、さすが、北上さんが…

『ビート』

警視庁強行犯係・樋口顕シリーズの第三弾。とはいえ、今回は主人公は別の人。樋口が脇役にまわったことで、今までとはまた違う面白さがあった。 このシリーズ、続きはないのかしら?ビート―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)作者: 今野敏出版社/メーカー: …

『歌舞伎は花ざかり』

先月、木挽堂さんで発見して入手した、小泉喜美子さんのエッセイ集。小泉さんが歌舞伎を相当お好きだということは、『歌舞伎輪講』を雑誌連載の時から読んでいたので知っていたのだけれど、その小泉さんの歌舞伎関連の著作が1冊にまとまっているのを知ったの…

『黙阿弥』

冒頭、「え、河竹先生、小説をお書きになったの?!」と思うような書き出し。明治の天覧歌舞伎には、そういう政治的な意味合いもあったのか・・・と。黙阿弥 (文春文庫)作者: 河竹登志夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1996/05メディア: 文庫購入: 1人 ク…

『隠蔽捜査』

解説の北上さんが「そうか、警察小説にはまだこの手があったか!」と書いていらっしゃったが、たしかに、今までとはちょっと違う毛色の警察小説。最初は、主人公にはあまり好感が持てないのだけれど、読み進んでいくうちに「あ、この人、本気でそう思ってる…

『熱烈文楽』

今月はもう見にというか、聴きにというか、いけないのだけれど、5月公演に向けて?読み始め。熱烈文楽作者: 中本千晶,廣田修出版社/メーカー: 三一書房発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る

『退屈姫君 海を渡る』

めだか姫シリーズの2作目(『面影小町伝』も入れると3作目か?)。海を渡るって、海外に行っちゃうの?!なんて思ったら、さすがにそうではなかったけど。相変わらず、張扇が釈台を打つ音が聞こえてきそうな、愉しい小説であることを確信させる、出だし。退…

『歌舞伎大道具師』

釘町久磨次さんは、間近でお姿を拝見したことが、何度かある。小柄で品のいい、どこか粋な感じも漂うおじいちゃまだなぁ〜ご思っていた。冒頭で、9歳で14世長谷川勘兵衛さんに入門とあり、その前は子役で舞台を踏んでいらしたと。なるほど、あのなんとなく粋…

『十一代目團十郎と六代目歌右衛門』

まったく見たことも聞いたこともない、しかも幻冬舎新書だし、どーなんだろう?と思ったのだが、とにかく歌舞伎関係の本だから新書だしね、ということで購入。で、先に『歌右衛門伝説』を読み始めたら、その冒頭でやはり團十郎と歌右衛門のことが書かれてい…

『おおげさがきらい』

読みかけの『作者の家 第二部』を職場に忘れて来てしまったので、『おおげさがきらい』を読んでみる。 池波先生のエッセイ、やっぱり好きだなぁ〜。