『芝居の小道具』

能のお稽古で、久しぶりに早稲田へ。駅からお稽古場に向かう途中に「ブ」があて、たいてい、帰りにふらふらっと寄ってしまう。今日は店の外に均一本がコンテナみたいなのに入って並んでいたので、お稽古前にその箱の中をざっと眺めると歌舞伎学会の機関誌「歌舞伎―批評と研究」が10冊近く入っている。108円なので、ちょっと経年劣化が見られるけれど、欲しい特集の号があれば、お買い得だよなぁと思いつつ、とにかくお稽古に向かう。
お稽古が終わり、もう一度「ブ」の前に戻ってくると、さっきの「歌舞伎」はまだ箱のなかに鎮座していた。これは絶対ほしい!という巻は残念ながらなかったので、店内を見てみて、他に欲しい本がなかったら買って帰ることに。
1階は買い取りと会計のカウンターがどーんと場所をとっていて、売り場は、本よりDVDやゲームソフト、端末などが多いかな?という印象。なので、2階に上がって、文庫の棚をざーっと流し、単行本の棚に移ると、

芝居の小道具―創意と伝承 (1974年)

芝居の小道具―創意と伝承 (1974年)

を発見。
舞台や小道具の写真や図版が、モノクロだけれどたくさん入っているし、「仮名手本忠臣蔵」などの附け帳も載ってるし、これは持っておきたい本だな、と思い購入。これ1冊で満足したので、「歌舞伎」は見送り。
ちなみに、「演劇界」で連載中の「小道具ものがたり」は、写真もいいし、いつか1冊にまとめてほしいな。