演舞場で涼む

朝からいい天気だ。
演舞場の昼の部を見に、東銀座へ向かう。
海老蔵さん復帰公演で、昼の部は父子競演の「勧進帳」ということもあってか、満員御礼状態だ。
序幕の「義経千本桜」鳥居前は、猿之助さん一門のチームワークの良い立回りが、見ていて爽快だ。猿弥さんの弁慶が「えーん」と泣いてしまうところが、可愛いなぁ。5,6,7月と東京の歌舞伎界は、「千本桜」の当たり月。国立の鑑賞教室も2ヶ月続けて「千本桜」だし。
休憩の後は、團十郎さんの弁慶vs海老蔵さんの富樫に、今最高の義経役者でしょう、という梅玉さん。そしてタテ唄が巳紗鳳先生で、個人的にはこれがとても嬉しかった。やはり劇団のタテ唄は、今や巳紗鳳先生しかないのだよなぁ。
梅玉さんの義経は、なんといってもハコビがとても美しいのが、好きなポイント。團十郎さんは、最後の飛び六方がちょっとお疲れですか?という気がして心配。
最後は「楊貴妃」。うーん、どなたかが「かしまし娘」とドンピシャな命名をした楊貴妃お姉さんたちが、笑いをとっていたが、芝居の密度としてはねぇ…。海老蔵さんは綺麗であることは間違いないけど…。
帰りに、久しぶりに木挽堂さんに寄って、2冊ほどお買い物。

歌舞伎虚と実 (1973年)

歌舞伎虚と実 (1973年)

歌舞伎をつくる

歌舞伎をつくる

どちらも八代目三津五郎さまがらみということで。
銀座に長居をすると、とんでもなく散財してしまいそうなので、さっさと地下鉄で移動して、これまた久々の表参道ヒルズへ。文房具屋さんでMarimekkoのがま口型ポーチとキーホルダーを購入して、カフェドメトロで休憩して帰宅。↑これの色柄ちがい
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明日は夜の部二度目なので、早めに寝ることにする。