末広亭夜席

この春の落語協会新真打披露興行も、鈴本を打ち上げ、末広亭に。鈴本に続き、末広亭にも行ってきた。
今回は5人が真打昇進なので、各寄席でトリをとるのは2日ずつ。そんな状況で、桂才紫改め三代目桂やまとさんのトリの日が、戦艦大和が沈んだ日だというのを、ご本人からマクラで教えてもらって、びっくりした。ご本人も日程が決まってから知って、驚いたと言っていたが。
やまとさんの師匠である桂才賀さんは海上自衛隊出身なので、馬風さんが口上でそこに引っ掛けて戦艦大和を引き合いに出していらしたので、このマクラに客席にも「へぇ〜」が広がった。
やまとさんは、毎回根多を変える予定とのことで、「芝浜」。ちなみに、鈴本の24日は「阿武松」だった。聞き慣れている(柳家系の噺家さんのを聞く機会が多かった)「芝浜」とはちょっと違う入り方と展開だった。この噺って、その噺家さんの女性観・おかみさん観が出るんじゃないかな?と思っているので、やまとさんのおかみさんって、こういう感じの人なのかな?などと思いつつ聞いた。
そうそう。林家ペーさんの寄席でのピン高座は初見、ゆるーい感じが寄席の空気に合っている。口上では、木久扇さんが馬風さんの指令により、物真似大会。そういえば、木久扇さんが並んでいる口上って初めてだったかも。
ちなみに、真打披露はこのあとも11日〜浅草/21日〜池袋/5月11日〜国立演芸場と続く(浅草からは昼席)。詳細は落語協会のサイトで。