■
面白そうな評判をネットやリアルの知人から聞いていても、なんとなく食指が動かない小説がある。特に、大長編というのが曲者だ。
「三国志」は山岡版を読み始めたのだが挫折しているし、京極さんの一連も途中でストップしたきりになっている。
そんな中、9月の歌舞伎座夜の部で、夢枕獏さんの「陰陽師」が上演されるというので、Kindle版があるのを幸いと、読み始めてみた。
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
「呪」ということを晴明がよく口にするのだけれど、それが現代の我々にも通じるものがある。肉体的・武闘派の博雅が琵琶の名手で、蝉丸の下に通いつめたりするのも、いいなぁ〜と思う。
9月までに、既刊の作品はぜひ読んでおこうと思う。