久しぶりの漫画本

いしいひさいち<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02172862&volno=0000>『B型平次捕物控』</A>(東京創元社)読了。

前半は「B型平次捕物帖」、ほかに「忍者無芸帖」「幕末忍者無芸帖」「親善組血風録」が収録されている。

「B型平次捕物帖」は、帯にもあるとおり、見事な超ワンパターン漫画。
平次の子分・ハチゴローが「親分てーへんだ、てーへんだ!」と知らせに来る。事件は○○屋に押し込み強盗が入って被害者は皆殺しで発見される。それに対して、平次や女房のおしず、山形の平次、さらには知らせに来たハチゴローなどの登場人物がギャグを放つのだが、ことごとく滑る。
一つの話が4〜7コマくらいで処理されているショート・ショート。
時折、違う展開ももあるのだが、これまた登場人物が放つギャグが見事に滑る。
このワンパターンさは、見事としか言い様がない。

「忍者無芸帖」「親善組血風録」の方は、もう少し一話一話が長い。
しかし、これまた思わず吹き出してしまうような、ギャグがオチになっている。

いしいひさいちさんの漫画は、週刊誌や新聞の4コマ漫画を読んだことはあるが、これだけまとめて読んだことはなかった。
最近、漫画をほとんど読まなくなったのは、漫画よりも他の本や雑誌を読みたいからなのだが、たまに読むと、これはこれで面白いな、と思う。
ちなみに最近、創元文庫から出たいしいさんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02152541&volno=0000>『文豪春秋』</A>も気になっているのだが、まだ購入には至っていない。
しかし、こちらを買うのも時間の問題。