神保町から駿河台、東京駅へ(1)

午後、山の上ホテルで、友人たちと会合のため、昼過ぎに外出。
せっかく駿河台まで行くのだからと、早めに家を出て、神保町に寄る。
日曜日のため、多くの古書店は閉まっていたが、「かんたんむ」が開いていたので、文庫の棚をチェック。

山口瞳『江分利満氏の華麗な生活』(新潮文庫
山口昌男『道化の宇宙』(講談社文庫)
を見つけて、購入。多分、定価の半額。(本には値段が書かれていなかったので)

その後、東京堂書店へ。
お目当ての
●『山口昌男山脈 No.1』(めいけい出版)
をゲット。
他に
●「東京人」9月号
特集は「たてもの東京昭和史」。九段会館を坪内師匠が担当。

東雅夫編『芥川龍之介 妖怪文学館』(学研M文庫)
評論・随筆の部に、「市村座の『四谷怪談』」「鏡花全集について」「今昔物語鑑賞」など、興味深い作品が並んでいる。

ちなみに、サイン本のコーナーには、すでに『後ろ向きで前へ進む』が並んでいた。トークショーなどの参加条件になっていれば、もう1冊買う覚悟はあるのだが、今回は見送り。
岩波文庫の復刊も並んでいたが、どうしても欲しいものは見当たらず。
新刊コーナーに「舞台芸術」の創刊号もあったが、今日のところは見送り。
2階へ上がって、うわさの「文庫の古本屋さん」のコーナーを眺める。
欲しい本は何冊かあったが、1280円のものしかなくて、今回は見送り。
そろそろ時間なので山の上ホテルに向かおうと、表へ出てウィンドーを見ると、『たまもの』と『後ろ向きに前へ進む』が並んで飾られている。しかも坪内師匠の写真付き。やるなあ、東京堂。さらに「山口昌男山脈」も。

会合が終わった後は、京都へ帰る友人を見送りがてら、東京駅のステーションホテルで、ビール。
真珠夫人』の話題から、最近のドラマ事情などへと、話題は広がり、楽しいひととき。