本日の収穫
最近、空がちょっと不思議な様子だ。
朝の空にはたいてい雲がかかっているのだが、先日までの雲と、質感も大きさも違うように感じる。
秋が近付いてきたからなのか、今だけの現象なのか、ここ数年じっくりと東京で空を眺めたことがなかったので、よくわからない。
いよいよ蝉も寿命が尽きてしまったようで、つい先日までの大合唱がうそのようだ。
というのも、我が家の前の公園に、大きなケヤキの木が植わっているため。朝な夕な、この近辺の蝉がそのケヤキに全部集まっているのではないかというほどの、大音量だった。
しかし、今夜はいわゆるムシの声しか聞こえてこない。
今度こそ、本当に”読書の秋”到来!といきたいものだ。
夕方、BOOK OFF原宿店に寄った。
本日の収穫は
●戸板康二『見た芝居・読んだ本』(文春文庫)
●種村季弘・池内紀 編『温泉百話』(ちくま文庫)
●横田順弥『古本探偵の冒険』(学陽文庫)
という以前から探していた本が見つかって、ラッキーだった。
そして、
●松本清張『形影 菊池寛と佐佐木茂索』(文春文庫)
文藝春秋を創り育てた絶妙のコンビの評伝と、裏表紙の解説にある。
松本清張さんが、こういう作品を書いていたことすら知らなかった。
などなど。
さて、せっかく出会うことができた本たちを、読むことにしよう。