小泉首相訪朝で明け暮れた一日

今日は、小泉首相の訪朝問題で明け暮れた一日だった。
特に、拉致被害者の安否確認について、どの程度の情報が明かされるのかに注目が集まった。
しかし、結果は8組11名の被害者のうち、生存者はわずか4名という、あまりにも残酷な結果が提示された。

これまで、一貫して拉致疑惑を否定してきた北朝鮮が、一転、拉致事件を事実として認め、金総書記がお詫びの言葉を述べたという。
しかし、自身の関与はもちろん否定しているし、この件に関わった者の処分はすでに終わっているというのは、どうもすっきりしない。
今後、日本政府はこの件に関して、どのような交渉をしていくつもりなのか、その辺りが明らかになっていないので、なんとも言えない部分もあるが、具体的な事実関係が明かされなければ、日本は適当にごまかされたとも言えるのではないだろうか。
横田めぐみさんのお母さまが「まだ生きていると思って、戦って行きます」と述べられた。不十分な情報だけで、何十年も待ち続けたわが子が、すでに亡くなっていたということを信じられないし、信じたくないというお気持ちであるのは、当然のことだろう。

今後、北朝鮮側からどのように事情説明が行われたのかに注目するとともに。果たしてその説明が事実なのかどうか、どのように検証して行くつもりなのかに、注目していこうと思う。