外苑前リブロは、半分空振り

雑誌「sumus」のフェアが始まっているのを思い出し、外苑前のリブロへ。
まずは「東京人」「考える人」「論座」などの最新号をチェックする。
それから、文庫の棚を一通り眺める。新刊で特に目に付くものはないので、単行本の棚へ。岡崎武志さんの『文庫雑学ノート』(ダイヤモンド社)は、前から棚で見かけると手に取ってパラパラとめくってみたりするのだが、「sumus」のフェアが目当てでリブロに来たので、購入することに。

さて、いよいよお目当ての「sumus」同人のみなさんが選んだ文庫・新書のフェアの棚へ。「やっぱりね」から「こんな文庫本、あったんだ」まで、バラエティに富んだ選書は、さすがだ。このフェアの本は、平積みになっているのだが、その上側に、同人のみなさんの著書や「彷書月刊」のバックナンバーなどが並んでいる。
彷書月刊」のバックナンバーは、去年、今年の分だけだったが、坪内さんや中野さんが執筆されている去年の号があるのがわかった。
さて、平台から買う本を選び、南陀楼綾繁さんが作ったという小冊子をいただいてレジに行こうと思ったのだが、小冊子が見当たらない。それに「sumus」のバックナンバーも見当たらない。好評で売り切れてしまったのかとも思ったのだが、池袋店にしかないということもあり得るので、レジで小冊子のことを聞いてみたら「そういうものは、ありません」と冷たい返事。
池袋にしかないのでしょうか?と問い合わせの時に付け加えたのだが、それについては、全くノーコメント。なんだか、あまり感じの良くない女性に店員さんだった。当分、外苑前のリブロには行かないぞ!
売り場が移ってから一度も行っていない池袋のリブロに遠征するきっかけが、これでできた。

ちなみに、フェアの本から購入したのは、森銑三柴田宵曲『書物』(岩波文庫)、丸谷才一編『私の選んだ文庫ベスト3』(ハヤカワ文庫)、山本善行さんの『古本泣き笑い日記』(青弓社)の3册と「sumus」10号。