日曜の原宿に「猿の惑星」現る!?(1)

久しぶりに昼間の原宿へ。BOOK OFFに寄って、オー・バッカナルで軽い昼ご飯を食べてから、表参道の交差点の方へ戻っていくと、ラ・フォーレの前あたりから人の流れがすっかり淀んでしまっている。地下鉄工事の影響で、歩道の幅が狭くなっているため、休日の原宿の人通りが、さばききれていない。やっとのことで、信号のところまでたどり着くという直前、ふと目を上げた。すると、「猿の惑星」の扮装をした人が交差点の方から歩いてくる。ちょっと汗ばむような陽気だというのに、顔はすっかりマスクで覆われていて、衣装ももちろん、軍服のようなものを着ている。わたしの横を歩いていた子供に向かって、手を差し出したのだが、子供の方は泣くことはしなかったものの、びっくりしたらしく、キョトンとしている(あまりのことに、手がどうなっていたかは、イマ一つ定かではないのだが、手もマスクと同じような色だった気がする)。

その「猿の惑星」さんのすぐ近くを歩いている人は、みんな気付いて「なんだ、なんだ」という表情をしたり、「今の人、見た?」と連れに問いかけたりしているが、あまりの人込みと、その人の背があまり高くないせいか、ちょっと離れたところを歩いている人たちは、気付いていなかった。「猿の惑星」さんと同じような扮装をした人は、見当たらなかったので、よけいに、遠くからはわからないのだろう。「猿の惑星」さんは、なんであんな扮装をして、日曜の原宿に出現したのだろう?

最近は知らないが、以前は、銀座や新宿には「タイガーマスク」の扮装をして、ラジカセから音楽を流しながら練り歩いている人がいた。新宿の「タイガーマスク」さんは、新聞配達の人だと聞いたことがある。銀座と新宿の「タイガーマスク」さんが同一人物なのかどうか、よくはわからないが、銀座は休日にしか現れないとも聞いたので、もしかすると同じ人だったのかもしれない。