本と歌舞伎の話題で4時間あまり

天気がよくて、暖かな一日だった。

昨日届いていた「BOOKISH」第3号を持って外出。今回は、木山捷平の特集。地下鉄の中で、高田渡さんのインタビューをまず読む。高田さんのお名前はもちろん知っていたし、「自衛隊に入ろう」という曲を歌っていらっしゃること位は知っていた。が、木山さんや山之口貘さんの詩を歌にしていらっしゃったことは、まったく知らなかった。
ぜひ、木山さんの詩を歌った「長屋の路地裏で」を聞いてみたいと思った。さっそくCDを探してみよう。

他に、かねたくさんの連載「読前読後の快楽」も読み終えたところで、おりる駅についてしまった。続きは、またじっくりと読もうと思う。

いつもの本屋で、ちくま文庫の新刊『立腹帖 内田百間集成2』と、雑誌「新潮」12月号を購入。
「新潮」は、入江隆則さんの評論「陽気なファシズム福田和也試論」が掲載されているので、購入。執筆者の入江隆則さんのお名前は、不勉強にしてまったく存じ上げないが、
<b>福田氏の『人でなし稼業』と『罰あたりパラダイス』を読んで、面白く、また共感するところがあったから</b>
と、この評論を書くきっかけが冒頭に述べられていて、興味を持った。

夜は、本と歌舞伎が好きな知人と、久しぶりに一献ということで、延々4時間あまり。とはいえ、日頃あまり、本や歌舞伎のことなど話す機会がないので、アッという間に時間が過ぎていて、びっくりした。
話は盛り上がり、来月、歌舞伎座に行こうということになった。とはいえ、役者も演し物も調べていたわけではなく、とにかく行こう、という約束。
楽しい一夜を過ごして、12時過ぎに帰宅。