横山秀夫さん『陰の季節』やーい

昨日は午後から実家へ帰った。電車の中で読むように、『日本推理作家協会賞受賞作全集31 短編集III』(双葉文庫)を持って出たのだが、電車の座席に座って揺られていると、どうも眠気に襲われてしまい、読書はあまりはかどらなかった。

今日は、帰宅途中に、渋谷パルコにリニューアルオープンした、リブロとロゴスに寄った。ロゴスでは、オンライン古書店主顔見世興行が行われているので、それが第一のお目当てだ。
地下のレイアウトがガラリと変わっているのに、まずは驚いた。
ロゴスのイベント会場には、杉並北尾堂店主の北尾トロさんのお姿も。
買ったのは、『橋本治雑文集成 パンセIII 文學たちよ!』(河出書房新社)、植草甚一さんの『JJおじさんの千夜一夜物語』(晶文社)、川本三郎さんの『遠い声』(扶桑社)。植草さんが編集していらした「宝島」のバックナンバーも揃っていたが、今回は見送り。
その後、リブロの売り場をひと回り。文庫の在庫が減ったような気がする。

探していた本が見当たらないので、ブックファーストに回る。
岩波文庫の一括重版で、小島政二郎『眼中の人』を見つけた。これは、坪内さんが以前にコラムで取り上げていた本なので、迷わず購入。他に、現代教養文庫が一律定価の半額でワゴンに並んでいたので、岡留安則さんの『「噂の真相」編集長日記』の2と3、山本夏彦さんの追悼コーナーで『最後のひと』(文春文庫)も購入した。
探し物は、横山秀夫さんの一作目『陰の季節』(文春文庫)なのだが、これがなぜか並んでいない。いつもの本屋や普段よく覗く本屋はもちろん、リブロにもブックファーストにも見当たらないのは、なぜだろう? 二作目が今月文春文庫に入ったばかりなので、普通なら在庫が切れることはないと思うのだが不思議だ。旭屋や大盛堂に寄ってみようかとも思ったが、荷物が重くなったので、今日のところはあきらめた。