京極堂にハマる

ゆうべ、暖かいなと思っていたら、案の定、雨が降った。
それも朝には上がり、いい天気。2日連続で自転車で出かけた。

夜は、今日こそ早く帰ろうと決めていたのに、仕事が片付かず、またまた9時過ぎになってしまった。
関川夏央谷口ジローさんの『「坊ちゃん」の時代第三部』(双葉文庫)がそろそろ発売のはずと、いつもの本屋および灯台下暗し書店を見回るも、まだ並んでいない。
帰りに青山のリブロを覗いてみようかとも思ったのだが、意外に寒いので、まっすぐ帰宅。
簡単に食べられるものということで、夕食は湯豆腐にして、あとは作り置きのきんぴらごぼうと漬物、玄米五穀ごはんをチンして食べる。

後片付けを終えて、読書タイム!
京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』(講談社文庫)2/3までたどり着く。
小説がつまらにのではなくて、このところ睡魔に克てず、早々にダウンしてしまうことが多いのだ。
陰陽師ブームの時に、京極さんがあちこち登場しておられたのは、そういうわけだったのね、と遅れ馳せながら納得。
クセのある登場人物が、持ち味を発揮しながら異常な事件を解決していく。でもその裏には、人間誰もが背負っている悲しい”性”によって引き起こされた事件なのだという視点があって、単なる怪奇小説ではないということが、読んでいるうちにわかってきた。まだまだ未読の作品はたくさんあるので、愉しみ。

そういえばかねたくさんが、先日HPで指摘されていた、ページレイアウトの件、たしかに文章の途中でページをまたいでいない。そのこだわりに脱帽する。
デザインや映像編集など、ビジュアル系の仕事(趣味という説もある)も多数こなしていらっしゃるだけあるなと。