ミロの魅力

昨日の天気予報では、朝は雪が降るとなっていたが、そんなこともなく、天気は良好。ただし、冷え込みは厳しい。

歌舞伎座の昼の部を幕見にでも行こうかと思っていたのだが、挫折。結局、一日家で過ごす。
桐野夏生さんの『顔に降りかかる雨』(講談社文庫)<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3c0d8e6d55ab70105cad?aid=p-mittei16105&bibid=01346938&volno=0000>[bk1]</A><A HREF=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062632918/qid=1044427493/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-6280686-2859416>[Amazon]</A>の残りと『天使に見捨てられた夜』(講談社文庫)<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3c0d8e6d55ab70105cad?aid=p-mittei16105&bibid=01450368&volno=0000>[bk1]</A><A HREF=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062635232/qid=1044427549/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/250-6280686-2859416>[Amazon]</A>読了。新刊で読んだ時にはそれほどいいと思えなかった『天使に見捨てられた夜』。多分、ミロの生き方が好きになれなかったことが理由だと思う。わたし自身が年をとって、ミロという女性の魅力がわかるようになったのだろうか?

『天使に見捨てられた夜』で登場するゲイの隣人・トモさんとの不安定な関係に揺れ動きながら、調査過程で出会った男にも”圧倒的な肉体の魅力”を感じてしまう。そういうミロの心の振幅に、わたしが共感できるようになったのだと思う。
仕事・私生活どちらでも、時に危うくなりながらも”荒ぶる魂”を決して捨てない、そんなミロが好ましく思える。
最新刊である『ダーク』(講談社)<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3c0d8e6d55ab70105cad?aid=p-mittei16105&bibid=02238434&volno=0000>[bk1]</A><A HREF=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062115808/qid=1044427620/sr=1-6/ref=sr_1_2_6/250-6280686-2859416>[Amazon]</A>も遠からず読むことになるだろう。