落語三昧週間、スタートは浅草から上野(1)

”落語三昧”週間のスタートは、TEPCO浅草館の写真展から!

東京かわら版」に載っていた「田島謹之助写真展〜志ん生三木助文楽・・・」をやっと見に行けた。
1960年代、人形町末広で撮ったというモノクロの高座写真他が70点ほど。先日読んだ『聞書き 寄席末広亭』にしばしば登場する噺家さんたちの写真がたくさん見られた。おなじみの志ん生文楽はもちろん、「オオっと若い!」の円生・小さん師匠などなど。
自宅で撮った?と思われる志ん生師匠のカットが「カワイイじいちゃん」で、ぐっと来た。今月28日まで開催中とのことですので、ご興味のある方はぜひ。

で、浅草まで来たのだからということで、恒例になっている浅草寺さんのお参りを済ませ、仲見世(こんなに人がいる仲見世は久しぶり!)を抜けて、アンヂェラスでケーキと珈琲を堪能。そして、江戸屋さんで名前の千社札と青海波模様のポチ袋を買って、地下鉄で上野広小路へ移動。
21日から始まった”古今亭菊之丞真打昇進披露興行”で、落語の披露口上というやつを初体験してみよう!&雲助さんを聞こう!というのが目的。
浅草にいるのだから、演芸ホールに行こうかな?とも思ったのだが、雲助さんと口上に間に合うように鈴本へ行くのは、平日は難しいかも?のため。
浅草は、トリの扇遊さんがお目当てなので、平日でもがんばれば間に合うかも、ということで、後日のお楽しみにとっておくことにした。

鈴本に行くと、すでに結構な行列ができていてびっくりしたが、今回は全席自由なので、席とりのお客と当日売りを買うお客が一緒に並んだためだとわかり、ちょっとホっとする。
前座さんの太鼓が鳴って、当日売りも販売開始。珍しく前の方の席をゲット。出かけに洋服用のバッグから荷物を入れ替えたときに、眼鏡を忘れてしまっていたのだった。客席に座ってからそのことに気づいて、我ながら「虫の知らせか?」と思った。

真打昇進披露興行のせいか、登場する噺家さんたちは、馬風さんを除いてみなさんしっかり古典落語を持ち時間内でやってくれて、わたしとしては嬉しかった。
漫談も、1人くらいならいいけれど、あんまり続くと、初心者としては「ちゃんと落語を聞きたい」という欲求が起きるのだ。(顔づけは、<A HREF=http://d.hatena.ne.jp/mittei-omasa/20030923>「市中視回り日録」</A>をご参照ください)