いつもの珈琲屋さんにて

夕食の買い物をして、そのまま帰る気分にもならず、いつもの珈琲屋さんに寄り道。珍しく、あまりお客さんがいなくて、いつもに増して静か。
こういう日は本を読むぞ!と、カウンターに宇野信夫『芸の世界 百話』(廣済堂文庫)*1を鞄から出して置くと、ご主人に「江戸がお好きなんですか?」と聞かれた。
もっとも、いつもカウンターで落語の本だの「東京かわら版」だのを広げ、きものを着て行ったりするから、観察はされていたのだと思うが・・・。
「西洋は?」「もっと古い時代は?」などと質問された。
珍しいな、ここのご主人が話しかけていらっしゃるのは、と思いつつ、しばし一問一答状態。多分、ご主人の興味があるあたりと微妙にずれているんだろうな。

*1:『芸の世界 百話』ISBN:4331650308